【合気道】【合気道】争わないスポーツ、合気道

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合気道というスポーツをご存じだろうか。
武道の一つだが、あまり馴染みがないスポーツかもしれない。
合気道とは、競争を目的とせず、稽古の中で心身の錬成を図り相手を尊重しあえる心を学ぶ現代武道である。
今回、青スポは合気道部の稽古の様子を取材した。
この日は合宿明けということで、合宿で学んだことを各自が確認するために、回し稽古がメインであった。
練習が始まって早々に、「バン」と強く体を畳に打ち付ける音が響く。
投げを受ける側は、この音とともに、華麗に体を回転させる。
合気道では、投げられ、それを受けるときの姿勢の綺麗さが重要なのだという。
体に力が入りすぎていてはぎこちなくなってしまい、弱すぎると、メリハリがなくなってしまう。この力加減の調整が大事なのだ。
技の流れで、自然に体を回転させていく様子が印象的であった。
回し稽古
武器取りという練習も行っていた。
木剣、杖、短刀の三種類を使った実践練習だ。
武器といっても、相手を傷つけることが目的ではない。
あくまで相手と技を掛け合い互いに完成度を高めていくのが目的である。
一つの技を終える毎に礼をしている姿が印象的であった。
礼節を重んじられるようになることも、合気道の目標の一つであると加藤貴之主将(国経3)は語った。
技を実践している時は皆、真剣なまなざしで取り組んでいて、緊張感も感じられる雰囲気であったが、技の合間では、終始笑顔がみられた。

 

武器取り
主将や副主将を囲みアドバイスを受ける部員たちの姿も何度もみた。週に4回の練習のうち、一回は外部の師範から指導を受けるが、その他の稽古は主将、副主将が部員に見取り稽古を行う。
現在の合気道部は、部員が7人と少数なため、とてもアットホームな雰囲気であった。
主将から指導を受ける部員の様子
11月に開催される全国学生合気道演武大会に向けて今は練習に励んでいる。
勝ち負けをつけない、争わないのが合気道の最大の特徴ともいえるが、では何を目標として大会に臨むのか。
「大会は普段の稽古の成果を見せる場。基礎を大事に、そして技の流れの綺麗さを大切にした丁寧な青学らしい技を披露したい」と加藤主将。
大学ごとに技に個性がみられるため、それを見て学んだり、同じ合気道に励む他大学の仲間たちと交流できる良い機会だという。
最後に、加藤主将と松尾たまき(教2)副主将にそれぞれ、「自分にとっての合気道とは」と聞いてみた。
加藤主将

 

「生涯続けていきたい自分のアイデンティティ。相手への礼儀や、共に高め合うなかで、人とのつながりを大切にするようになったりと、自分を成長させてくれるもの」と加藤主将。加藤主将は小学生の時からずっと合気道を続けている。

松尾副主将
「師範や先輩との出会い。厳しさと優しさのメリハリがある師範から人となりも学んでいる。引退してからも生涯つながりを持ちたいと思える師範に出会えた」と松尾副主将。
松尾副主将は、武道経験者の母や姉の影響で、大学から合気道を始めたという。最初は合気道のことはよく分からず、ほんの少しの興味からのスタートであったが、今はとにかく楽しいと笑顔で語った。
他の多くのスポーツと違い「争わない」のが合気道。
相手を重んじる心や礼節を大切にする姿勢がとても魅力的である。
11月の青山祭では演武を披露するという。「合気道をもっとたくさんの人に知ってもらいたい」と加藤主将。
ぜひ、多くの人に足を運んでもらい、合気道の魅力に触れてほしい。
(堀井香菜子)