【女子ラクロス】【女子ラクロス】立教大に惨敗も1部残留確定。”日本一”は来シーズンにおあずけ

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第32回関東学生ラクロスリーグ 対立教大 9月15日 於・国際基督教大学

◆結果◆
第1クォーター 1-7
第2クォーター 2-10
第3クォーター 2-13
第4クォーター 2-18


青学大のリーグ戦に幕が閉じた。
リーグ第5戦目は、Bブロック首位争いをする強豪、立教大。
攻撃型の相手に、まずはドロー、グラウンドボールを半分取って、青学大の時間を作ることを目標に挑んだ。しかし、結果は2-18と惨敗。力の差を見せつけられる試合となった。

第1クォーター。立教大はドローを奪う、開始早々に先制点をたたきこんだ。しかし、その3分後には橋爪さくら(4)のシュートが決まり、試合を振り出しに戻す。
高校生の時からトップ選手だった橋爪は、立教大へのスポーツ推薦での進学が濃厚だった。しかし部の組織、ヘッドコーチに魅かれて青学大に進むことを自ら選択。4年間、立教大を意識して戦ってきたからこそ、「4年の最後の試合で立教と戦えて、最後は勝ちきりたかった」。毎試合、高い技術の身のこなしでチームを引っ張る選手だが、チームにもたらした1点目や随所のプレーで、この試合にかける特別な思いが垣間見えた。

随所で好プレーを見せた橋爪
先制点を決めた直後の喜び

今期リーグ、圧倒的な得点力で勝ち星を重ねる立教大の強さ、おそるべし。

同点に追いついた喜びはつかの間、立教大はさらに攻撃の手を強め、青学サイドに攻め入る。2点目、3点目とテンポよく得点を決められ、すかさず青学大はタイムアウトをとった。
しかしその後も勢いは止められず、第1クォーターを7点ビハインドで終えた。

第2クォーターもディフェンスの時間が続く。さらに2点を追加されたところで、青学大にもオフェンスの時間が訪れる。橋爪、鹿島里彩(総3)とパスを繋ぎ、渡邊萌加(教3)が右サイドからシュート。相手ゴーリーは得点にはならないことをアピールするも、青学大の待望の追加点となった。
第2クォーターは2-10で終了。さらに得点を許したものの、第1クォーターよりも失点は減少。ボールのキープ力も増した15分だった。

待望の2点目を叩きこんだ渡邊
体を張ったプレーをする古室

第3クォーターも立教大が試合をコントロールする。ドローを獲得すると、青学サイドでパスをつなぎ、シュートチャンスをうかがった。11点目を決められ、さらにフリーシュートで12点目。
青学大も少ないチャンスをものにし、河野杏奈(コ1)、橋爪などがシュートを放つも相手ゴーリーに阻まれた。

第4クォーターもフィールドに落ちたボールを拾うグラウンドボール、シュートボールを追いかけるチェイスなどで好プレーも生まれた。しかし、それを超える攻撃力で立教大は得点を重ねた。

最後まで粘りのあるディフェンスをする冨田
青学ゴールを必死に守ったゴーリー渡邊

終わってみれば2-13の完敗。前戦の農大戦のようにはじける笑顔はなかったが、選手の額には戦い抜いた汗が光っていた。

時間差で行われた日体大 対 中央大の試合結果により、1部残留が確定。
4年生は後輩たちに1部の舞台を残し、引退となった。

来期は立て直しを図るシーズンとなる。
「まず個人技術で上に立てるようなレベルに持って行って、来年はまた日本一を目指せるようなチームに」。コーチ陣の手腕も試される。

再び、日本一を狙えるチームに這い上がれるか。青学大のチーム力で、リーグ戦を盛り上げてくれる日々が待ち遠しい。
(記事=下地早穂子)


~以下、インタビュー~

柴田ヘッドコーチ
―試合の戦略
相手が本当に上手なのはわかっていたので、ドローとグラウンドボールが半分取れないと互角の勝負をするのは相当きつい。向こうが攻撃が上手なので、向こうの方が攻撃時間が長いときつい。ということで挑んだんですけど、ちょっとドローが取れなかったのが厳しかったですね。

―押されていた時にかけていた言葉
タイムアウトの時、ディフェンスが下がってしまう時間帯がけっこうあったので、ディフェンスでは失うものは何もないので、積極的にあたりに行こうとか、アタックは逆にたまにしかこないので、攻め焦ってしまうところが若干あったので、自分たちが練習してきた形でいいシュートを打とうとか、そういう簡単なことです。

―今年のチームの良さ
昨年が決勝まで進んだので、スタートが遅くなって、指導が遅くなってしまいました。もともと基礎技術が高い学年ではなかったので、そういう所が最後まで苦しかったんですけど、そういう中でもとてもまじめな学年で、頑張るところを本当にひたむきに頑張ってくれるし、さぼらない学年というという所がすごく良いところで、そういう所はリーグ戦でも出てたかなと思います。得点力が足りなかったかなと思いますね。

―カギとなった選手
#7の橋爪は技術的にも精神的にも本人にかかってしまう負担はすごく大きかったと思うんですけど、最後まで本当によく引っ張ってくれてたなと思います。

―来シーズンの目標
日本一を目指せるレベルに上げるというのが大前提だと思うんですけど、今年一年戦って、個人技術の面、シュートだったりグラウンドボールを取り切る力だったりという所で、立教大のような上の相手に劣っていることが顕著に出てしまっていました。なので、そういう所からしっかり見直して、まず個人技術で上に立てるようなレベルに持って行って、来年はまた日本一を目指せるようなチームになるように頑張りたいと思います。

橋爪選手

―どんな思いで挑んだのですか
今日は、試合結果(中大の勝敗)次第なんですけど、ほぼほぼ引退がかかった試合だったので、もちろん自分も集大成だから頑張るのもそうなんですけど、4年生らしく決めるべきところはしっかり決めようと思いました。また、次につながる試合がしたかったので、後輩たちに声をかけたりして4年生らしく戦おうと思いました。

―先制点や随所のプレーに4年生の維持が垣間見えたが、思いは他の試合よりも強かったのか
私はそもそもスポーツ推薦で立教大に行く予定だったんですけど、青学の組織、チーム作りだったり、ヘッドコーチだったりに魅かれて、けっこう高校生のトップ選手はスポーツ推薦で立教大に行く中で私は青学に進学して、その中で日本一を取りたいという思いでやってきました。4年間ずっと立教大を意識して戦ってきたので、ほんとに4年の最後の試合で立教と戦えて、最後は勝ちきりたかったんですけど...。
4年間ずっと意識してやってきて、やっぱり立教大を蹴って青学に来たからこそ、青学を強くできたんだよって見せつけたかったんですけど、負けちゃって…。この思いが原動力というか、この試合だけは落としたくないと思っていました。

―青学へ進学したことは正解だったと思いますか
思います。いろんな場面でそう思うんですけど、まずは同期が本当に優しい子たちばっかりで、私はけっこう厳しく言っちゃうときもあるんですけど、その時でもチームのためにすごく動いてくれたり、めっちゃ厳しくしちゃうのにすごく優しくしてくれたり、私にはない価値観を持っている同期がたくさんいて、最初は馴染むのも少し大変だったんですけど、やっぱり人として尊敬できる人が多かったです。コーチ陣も本当に最後の最後までチームを愛してくれていることがすごく伝わってきました。昔は日本一になることが全てだと思っていたんですけど、今は人として尊敬できる多くの人に会えたのは青学に入って良かったなと思います。

―今後はラクロスを続ける予定ですか
今後は社会人になって、全国転勤なので、まだ勤務地がわからないんですが、もし関東にいたら続けたいなと思っています。

―後輩たちへ
部員がたくさんいるので試合に出れない子もけっこういて、組織への貢献の仕方とかわからなくなっちゃう時もあると思うんです。でも自分がこのチームを勝たせてやるという強い気持ちを一人一人が持っていれば、どの立場に居ても重要人物になれると思うから、誰かに任せるのではなく、自分がプレーでも組織面でもこのチームを強くするという気持ちを強く持って頑張ってほしいなと思います。