【ラグビー】【ラグビー】違いを見せ付けた青学大。悲願は次の代へ。

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関東大学対抗戦  A・B入替戦  対明学大   12月7日 於・熊谷ラグビー場Aグラウンド

◆結果◆
○青学大54-33明学大●

前半28 -12
後半26-21

◆メンバー◆

1渡邊将也(総4)
2高山偉壮(済3)
3堀田琳(法3)
4清原裕揮(営2)
5森田寛生(総3)
6藤森直也(法4)
7小島静也(国経2)
8下里雄大(済4)
9星智博(法4)
10桑田宗一郎(社2)
11金澤春樹(済1)
12西野稜祐(社3)
13河部周次(法3)
14大村知意(社1)
15黒木陽斗(法2)
16石川大貴(営2)
17柳井健太郎(理2)
18橋本秀太(営4)
19松尾拓磨(法4)
20中谷玲於(済2)
21宮下賢志(法1)
22小田原廉(営1)
23山同走(法4)


2年振りに関東対抗戦 A・B入替戦を戦うことになった青学大ラグビー部。相手は6年振りの昇格を狙う明学大。今季は1勝しか挙げられなかったが、対抗戦A所属チームの底力を見せ付け見事難敵を退けた。そして大学選手権出場の夢は次の代に託された。

日本ラグビーの聖地の一つ、熊谷ラグビー場で青学大は、今季最後の試合に挑んだ。冷えた気候の中行われた、入替戦。大学選手権出場のためには、何としても対抗戦Aに残留する必要がある。冷えた気候をも忘れさせる青学大サイドからの絶え間ない声援が試合中、選手達を後押しした。

前半は、6年振りの対抗戦A昇格がかかっている明学大が流れを掴む。 クイックプレーを始め、意表をつく攻撃に青学大は苦戦。しかし、下里主将などの気迫溢れるプレーで相手の流れを断ち切り、一気に青学大のペースに。

左側から攻め込み、前半18分、高山がトライ。相手の反則を誘うなど、ボールを前に運び続けたことが先制トライに繋がった。

その後、コンバージョンキックを桑田が成功させる。青学大が先制。ピッチの左側からアタックして、さらに2トライ。さらに右側からもう一回トライを決め、前半で計4トライ。

一方、明学大もこのまま引き下がらず、青学大ディフェンスの隙を突いて、前半計2トライを決められる。しかし、1本はコンバージョンキックを失敗。青学大の桑田が4本のコンバージョンキックをしっかり成功させ、前半は28-12で折り返す。

後半は青学大ペース。11番の金澤が、後半3分、トライを決めるなど、徐々にリードを広げていく。後半は左右に大きくボールを動かし、モールでも相手を押し込むなど、力の差を見せつける。

その後は明学大にトライを決められるなど、点差を縮められるが、清原がオフロードパスからトライ。続いて、左右の大きなボール運びから、金澤がトライ。明学大の希望を完全に打ち砕いた。

後半45分に明学大にトライを決められるが、そのままノーサイド。見事に対抗戦A残留を決めた。試合後、選手たちは安堵の表情を浮かべた。チームの長年の悲願達成のためには、どうしても残留する必要があった。

今回は明学大の昇格したいという勢いに少し押された場面も見受けられた。しかし、今回の試合では、関東対抗戦AとBの所属カテゴリーでは大きなレベル差があることを証明した。事実ここ数年、入替戦で昇格を果たしたチームはいない。(この試合の後に実施されたもう1試合の成蹊大対立教大との入替戦は試合は立教大が勝ち、5年振りの昇格を勝ち取った。)

大友監督も「追いかけられる立場として、勢いを止めるような勝負にしようとした。」と語った。

ただ、青学大も対抗戦Aでさらに勝ち星を挙げるチームになるには、まだまだ壁があると感じさせたシーズンでもあった。空いたスペースを有効活用する展開的な攻撃やディフェンスの継続力など、まだまだ改善の余地がある。相手との戦力差の違いで試合中にチームワークが乱れるなど、「ONE TEAM」に向けて課題はまだ多い。

そして、この試合で4年生はユニフォームを脱ぐことになる。試合後、足の怪我など苦しいシーズンを過ごしてきた下里主将は今シーズンは「完全燃焼したわけじゃないし、怪我等でチームに貢献できなかった。」とインタビューで語った。だが、今回の試合は彼の気迫溢れるプレーが試合の流れを何度も青学大側に引き寄せた。下里主将のピッチ上での闘志あふれるプレーは青学大主将として紛れもなく誇り高いものであった。

悲願の大学選手権出場のためにこれからも前進し続ける青学大ラグビー部。下里主将をはじめ、4年生はこれで引退。最上級生として、先頭を走っていた彼らの思いは次の代へ”放られた”。次の代は、前の代から悲願へのボールを受け取り、彼らよりもさらに前へと突き進む。

(高橋瑞紀、嶋 瑞希、飯田達彦)