【陸上競技】【陸上競技】「アオスポOBインタビュー・続編」長距離ブロックOB・大谷氏、荒井氏

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2019年12月18日発行の青山スポーツ第73号に掲載することができなかった荒井輔(13年法卒)氏と大谷遼太郎(10年国経卒)氏のインタビューをここで掲載いたします!

ついに明日に迫った箱根駅伝!
まだ青学が陸上長距離では有名ではなかった時代に、お二人がなぜ青学を選んだのか。
青学を強豪校に育てあげた原監督の”すごさ”をお話してくださりました。

取材に応じる大谷氏

―なぜ青学に?
大谷:「チャラい」から入った。僕が入った時は箱根に出るか出れないかのところに青学はいました。高3の時に、初めてキャンパスを見て「せっかくだったら大学4年間を華やかな場所で過ごしたい」と思ったので選びました。

荒井:実はもともと青学を知らなかったんですよね(笑)。箱根に出てる大学しか知らなくて…。
インターハイを決めた時に、原さんに来ていただいて、8名の推薦枠のなかに食い込めたため。そして、原さんに「お前らから強くなるんだ」と、夢をいっぱい語られて…。
(利府)高校時代も伝統校ではなくて、初めて都大路行ったくらいの新しいチームだったので、新しいところで箱根を目指せる方に魅力を感じて決めました。

―監督の口説き文句とは
荒井:僕は「お前たちのために競技場作る」でしたね~。

大谷:「君、青学顔してるねえ」ですね~。
みんなに言ってるんですけど(笑)
それでも、当時高校2年生の選手に言ったら舞い上がりますよね。

取材に応じる荒井氏

お二人の話題は原監督に…!

「就活の面倒も見る」
大谷:原さんのすごい所は就活も見るところ。他の大学だとOBが見たりするところがほとんどなんだけど、原さんはエントリーシートの添削までしてくれた。面倒見の良さを感じた。

―競技面だけではなく、生活面でも指導が厚かったのか
荒井:社会人として必要なことを教えてくださりました。社会人として独り立ちできるような育て方をしてくださったと思います。
むしろ競技面よりそういった指導の方が上手かった気がします。
社会人として自分で考えて動くような人を育てていたと思います。だからこそ目標に向かってどのように行動すればよいのかが考えられるようになりました。

―どのように競技面の底上げをしていたか
大谷:今までは先輩に聞いたり、同級生と話したりだったが、僕が卒業してから中野ジェームズさんが入ってきた。
これは原さんのすごいところだと思うのですが、一から十まで中野さんを信用して、彼に任せたところだと思います。監督自身も「これが初優勝につながっている」と言っていました。
神野(=大地・現セルソース)が3年の時に上半期、中野さんのトレーニングで全く結果が出ず、監督に直訴しに行った時があったみたいなんです。それでも、「変えるのはすぐ出来るけれど、変えて結果を出すのは時間がかかる。戻すのは直ぐ出来るからもう少しジェームズさんを信用しよう。」と監督に説得されて、青トレを継続した結果の初優勝だった。
原さんの、人に任せるところは任せる部分も僕らの時よりステップアップしていると思う。他の大学の監督ではできないことを原監督はしていると思います。
色々な人と出会っているから話も面白いですしね。

過去の「青山スポーツ」を見ながら、「橋本(=崚・現GMOアスリート)がこんなに強く思わなかったな。練習は強かったけど。」と大谷氏

 

「パーマをかけて箱根を走った」
大谷:今、こんな決めてる奴いますかね?(笑)
確か僕らの時はパーマはオッケーで髪染めるのはダメで、縮毛もダメだったんですよね(笑)
前髪真っ直ぐすぎるのはアウトみたいで(笑)
似合ってれば良いんでしょうね。ビジュアルは結構重視していた気がします。
確か、アンカーで迷ったらかっこいい奴にしていたような…逆に良かったと思います。

―なぜ「逆に良い」と思うのか
大谷:監督がファンビジネスというところを理解しているからですね。現場の人は「これだけ頑張ったから注目されて当たり前」のような考えがある。でもそれは外部の人には分からない。原さんにはその視点があるから、見られ方を考えていた。
アンカーを4年生か1年生かどちらが走るか
考えた時に、恩情で4年生を選ぶのではなく、後3回走れるという経験面を考えて1年生を選ぶ監督。4年生の思い出ではなく、チームが強くなるための選択をする視点を持っているから、やっぱり普通の監督ではないですね。

―なぜ監督はあんなに視野が広いのか
荒井:もともとかなあ。区間采配とかは超センスありますよ。
青学が33年ぶりに箱根に出る前に、学連選抜の監督をやって過去最高の4位になったのですが、その時の区間配置も他の監督だったらやらないものでした。

大谷:普通1区は集団走なのでスピードのある僕らみたいな選手を配置するのですが、原監督は違った。エース級を1・2・3区に置きがちなところを7区を重視して、置く。理由は「復路の2区だから」。今のオーソドックスをつくったと言っても過言ではないですね。

荒井:ちゃんと根拠を持って配置している感じがしますね。距離の長短など数字だけに流されずに、レースの流れを読んだ上でロジカルに決めていますね。

大谷:一回なんでそんなに上手いか監督に聞いたことがあるんですよね。
そしたら、「第六感が働くんだ」って(笑)
それは一緒に暮らしているからこそ養われるらしいです。