【陸上競技】【陸上競技】3年ぶり2度目の出雲優勝!三冠へ

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第27回 出雲全日本大学選抜駅伝競走 10月12日 於・出雲大社~出雲ドーム

◆総合結果◆
1位 青学大 2時間09分05秒
2位 山梨学大 2時間09分43秒
3位 駒大 2時間09分50秒
4位 東洋大 2時間10分40秒
5位 東海大 2時間10分55秒
(以下省略、全21チーム)

◆個人成績◆
1区 小椋裕介(社4) 22分49秒(区間2位)
2区 中村祐紀(国2) 16分08秒(区間4位)
3区 久保田和真(教4) 24分11秒(区間1位)
4区 下田裕太(教2) 18分10秒(区間6位)
5区 山村隼(法4) 18分36秒(区間2位)
6区 一色恭志(営3) 29分11秒(区間2位)

三大駅伝初戦である出雲全日本大学選抜駅伝競走(以下、出雲)が行われ、いよいよ駅伝シーズンの幕が明けた。
青学大は安定した選手層の厚さ、そして強さを見せつけて3年ぶりに出雲路を制し、今年度掲げている『三冠』へ一歩近づいた。

1区を任されたのは過去2回同区間を走った経験のある小椋。「責任を力に変えて区間賞を狙っていきたい」と意気込み、スタートを切った。
小椋は、1位集団を形成しレースを進める。他大学の選手の仕掛けに対応していく小椋だが、6キロ前で駒大・中谷が一気に抜け出すと離され、明大・木村と並走し先頭を追っていく。そのままトップの駒大と15秒差で中村へ。

2区の中村は今大会が大学駅伝デビュー戦だったが、自分らしく落ち着いた走りを見せた。駒大との差は24秒と少々開いてしまったが順調にタスキをつないでいく。

各校のエース級の選手がそろった3区。青学大は出雲初優勝を成し遂げた2012年度大会において、3区で快走し区間賞を獲得した久保田を起用した。
久保田は序盤から先頭の駒大を猛追し、どんどん差を詰めていく。スパートをかけ切り替えた久保田は残り195mで駒大をかわし、逆転。青学大がここで初めて1位に躍り出た。

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2位と5秒差のトップでタスキを受け取った下田は駒大・馬場と並走する展開となった。終始競り合いが続き、下田が残り1キロからスパートをかけ、駒大を離しにかかる。1秒差だがトップを守り切り、山村へタスキを託した。

5区は4年生で初めて出雲に出場した山村。駒大・西山に粘り強くつき、相手がペースを上げても決して離されない意地の走りを見せる。駒大と1秒差という僅差でタスキリレー。十分な役割を果たした。

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最終6区を走ったのは、原監督からも仲間からも絶大な信頼を集める一色。駒大とともにレースを進めていくが、徐々に突き放していく。5キロ過ぎで完全に離し、単独でトップに。終盤、山梨学大のニャイロが脅威の追い上げを見せ、駒大をかわして青学大に迫って来ていたが問題なく、一色はフィニッシュテープを切った。

青学大は2012年度以来3年ぶり2度目の優勝を飾り、駅伝シーズンへ順調な仕上がりを見せつけた。

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青学大は三大駅伝の初戦を制し、三冠への挑戦権を勝ち取った。次に見据えるのは全日本大学駅伝対校選手権(以下、全日本)。全日本では神野大地(総4)主将が復帰する予定だ。神野主将は「全国から予選を勝ち上がった大学が出場する全日本を勝ってこそ真の日本一」と話しており、気合は十分である。
三冠を果たすためには、全日本で初の栄冠をつかみ取らなければならない。次は伊勢路に青学大旋風を巻き起こす。(原しおり)

原監督
――優勝の感想をお願いします
「勝つべくして勝ったかな。優勝候補と言われる中で多くのチームがプレッシャーにつぶされているのを見てきたけれど、今年のチームは精神的にもたくましく成長してくれていると思います」
――区間配置の意図とレースプランは?
「失敗が許されないので状態がよい選手6人を選んだ。1区・3区・6区に主力選手を置くことで力強さと安心感を持たせた。1区、2区に多少のもたつきがあったけど、3区のエース・久保田がレースを振り出しに戻してくれたのでその時点でほぼ勝ったかな。アンカーの一色はライバルチームより強いことがわかっていたので、40秒以内なら勝てると踏んでいた。同着でタスキが来たので勝てると思いましたね」
――今回駅伝デビューとなった中村・下田について
「無難な走りだったね。中村は非常にプレッシャーのかかる区間で前と15秒離れて難しい位置だったけれど最低限の走りをした。下田についてはレースが終わった後も余力があるような走りで、自分に自信を持って思い切ったレースをしてほしかったかな。これは経験不足な面で、これからもどんどん使っていきたいなと思います」
――逆転劇を見せた久保田について
「さすが“駅伝男”。今年の夏合宿も彼なりにできているので三大駅伝が楽しみですね」

1区・小椋
――レースを振り返って
「今までよりもタイムがよくて日本人歴代4位だったのですが、いかんせん駒大の中谷選手が僕を上回る走りをしたので15秒差をつけられてしまって。1区としては秒差で行きたかったのですが、15秒差をつけられてしまったので非常に悔しい思いをしました」
――監督からの指示はどのようなものでしたか?
「『矢を放つなら2回まで』と自分から仕掛けるなら2回までにしろということだけを言われていたので、どういうレース展開になるかはわからなかったですけど、僕の予想と反してハイペースな展開になって5キロを13分59秒というかなりハイペースで通過したので本当に力のない選手からどんどん離れていくというような展開になりました。僕は5回くらいレースの変動があったんですけどその全部対応して最後の1回で離されたという形でした」
――今後の強化ポイントは?
「今回は残り1回についていけないというのがありましたし、そこにはしっかりとついていきたいと思いましたし、今回は短いのでこれが長くなった時にどこまで粘っていけるか。今回は5.8キロくらいで離れてしまったのですが、全日本は14キロくらいあるのでそこでどこまで粘りの走りができるか、もしくは相手をどうやって引き離せるかという事で粘りの力をつけていきたいです」
――意気込みをお願いします
「1冠目を達成したので、チームとしては3冠を目指していきたい。個人としては今回は2位ということでかなり悔しい思いをしたので残りの駅伝では区間賞を狙っていきたいと思っています」

2区・中村
――優勝の感想をお聞かせください
「素直に嬉しいですね」
――レースプランや監督からの指示はどのようなものでしたか?
「僕と下田は二人とも初駅伝ということもあって「気負わずに走れ」(原監督)と言われていたんですけど、ちょっと動揺してしまった部分があったのでまだまだ駅伝の経験のなさを感じましたし、ここからまだいけると思いました」
――2位でタスキが渡されましたが
「1位争いをしっかりしてくるとは思っていたので、2位というところでそこまで焦りもなく自分の走りができたかな、と」
――駅伝デビュー戦でしたがいかがでしたか?
「楽しかったというのが第一にあって、沿道にたくさん応援してくれる方がいて楽しかったです」
――今後の目標をお願いします
「全日本、箱根とどんどん距離が増えていくのでここからだんだん伸ばして、メンバーが他にいっぱいいるので層が厚い中でメンバーを勝ち取りたいと思います」

3区・久保田
――優勝の感想を教えてください
「素直にうれしかったというのと、三冠のための一冠がひとまず取れてほっとしました」
――前回の優勝とのちがい
「あの時は本当に勝てるとは思っていなかったので、「あ、勝っちゃった」という感じで(笑)。実感がわかなかったのですが、今回は勝ちに行って勝てたのですごく充実した気持ちです」
――レース前は?
「とりあえず負けてくることはわかっていたのでどれくらいの秒差で来るかな、20秒くらいだったら詰められそうだけどな、とかいろいろ考えていつもより緊張していました。普段はあまり緊張しないんですけど、かかっているものがあるといつもと違う感じでした」
――監督からの指示はありましたか?
「「中村も頑張ってるし、下田を楽にさせてやってくれ」と言われたので抜くしかないと思いました」
――駅伝シーズンが始まっていかがですか?
「やっぱり駅伝はいいなというか、個人種目よりも力が出る。沿道のお客さんたちもすごくわいてくれるので楽しいです」
――全日本大学駅伝で走りたい区間は?
「2区か4区。2区は昨年度走っていますし『花のエース区間』と言われているのでもう一度走りたいという気持ちがあります。4区は、だいたい4区で流れが決まってくるのでそこまででもしものことがあったら自分ならどうにかできるかな、というのがあるので一応4区も考えています」
――全日本での青学大のレース展開は?
「出雲はもう少し余裕を持って勝てるかなと思っていたんですけどそうはいかなかったので、全日本も主導権を握ったところが勝つと思うので前半区間の4区までは混戦になって、そこを逃げられなければ勝てないと思います。厳しい戦いになると思います」
――意気込みをお願いします
「今年は三冠を目指しているので、とりあえず出雲を取ったうちだけしかできないことなので、全日本も無難に取りたいと思っているんですけど、他大学がそううまくは取らせてくれないと思うんですけど、自分ができる仕事をしてチームに貢献できればいいなと思います」

4区・下田
――レースを振り返って
「久保田さんがよい位置で持ってきてくれて、監督から「同着で一色のところに渡れば勝てるからついて行け」と言われて。途中でペースがかなり落ちて、前に出ようかなというところが何箇所もあったのですが初の大学駅伝ということと、向かい風で後半にブレーキするのが怖かったので落ち着いてそのままついて行って、ラスト離せるだけ離そうと思っていました。結局離しきれなかったということですね。自分の達成度的にはかなり悔やまれるところもありましたが、チームの優勝のためにはよいレースができたと思います」
――今後の目標をお願いします
「ここからの駅伝である全日本、箱根というのは距離がだんだん伸びてきて、僕は短い距離よりも長い方を得意としているので、焦ることなく練習をしっかり積んでいきたいです。100%の力を出したら全日本、箱根で活躍できると思うのでいつも通りやっていきたいと思います。全日本、箱根どっちも走れるかもしれないし、どっちも走れないかもしれないというチームの状況なのですが、走ることになったらしっかり区間賞取れるように頑張ります」

5区・山村
――優勝の感想をお聞かせください
「嬉しいです。嬉しい反面でやっと始まったなという気持ちがあって、全日本、箱根と続いていくのでまずは1戦目が取れたのでちょっと安心しています」
――レースプランや監督からの指示はどのようなものでしたか?
「駒大と競ってくると言われていて、テレビでも言っていたのでわかっていたのですが、『お前はお前の仕事をしろ。しっかり一色につなげ一色がやってくれるから、お前は与えられた仕事をクレバーにやってこい』と言われてその通りにできたのではないかと思います」
――初の出雲ですがいかがでしたか?
「出雲は実家に一番近いところでやる三大駅伝なので、親もみんな来てくれて沿道にいるのもわかったので楽しく走れました」
――これから強化していきたいポイントは?
「今日は単独走ではなかったのですが、全日本、箱根と戦う上で単独走になってくると思うのでそこの練習をしっかりして、自分一人でも駅伝をしっかり走れる力をつけていきたいと思います」
――今後の目標と意気込みをお願いします
「目標は三冠。意気込みは残り二つも走ります」

6区・一色
――優勝の感想
「自分はアンカーを務めさせてもらったのですが、トントンで来て正直ちょっと不安があったんですけど優勝できてちょっと一安心と言いますか、周りから「優勝する、優勝する」と言われていましたが、自分たちは優勝を狙っていくという立場ですけど、優勝に固執するというよりも走った結果が優勝だったらいいかな、という感じでいきました。それで優勝できてひとまずうれしいという気持ちもありますが、三冠に向けて順調な出だしになったのではないかと思います」
――6区を走りましたがレース前のお気持ちは?
「3区か6区と考えていたのですが、自分の走り方のタイプが多分3区を走った場合だと久保田さんが走ったように最後突き放すというよりかは、僕の場合はラスト100mくらいでしかスパートをかけられないので秒差くらいしかつけられなかっただろうなと考えていたんですけど、監督からアンカーがいいんじゃないかと言われて自分のタイプ的に言えば競り合ってくるよりも自分のペースでどんどん速いペースで推していくのが自分のタイプだと思っていたのでアンカーが適任だったんじゃないかと思います」
――レースプラン、監督からの指示
「監督の指示は特にはなかったんですけど、スタートの前に45秒くらい後ろから山梨学院が来てるからあんまり駒大だけとの勝負に徹していると後ろから来るぞということは言われたんですけど、実際その通りになって自分の中では最初の1キロちょっとくらいまでは、出雲大社までなんですけど、向かい風でしたがあえて出て力を使いすぎるというよりかは、ちょっと後ろについて様子を見て、出雲大社の下りを利用してダッシュしてペースを上げようと考えていて、それが実際にできました」
――2位でのタスキリレー
「ちょっと責任重大ではあったんですけど、自分の力が発揮できれば勝てるかなという風に思っていました。ゴールテープをどういうポーズで行こうか考えていました」
――ポーズについて
「走る前から考えていたんですけど、もし負けたらゴールするとき何も決めずに行こうと考えていたんですけど、4、5キロくらいで駒大がいなくなってからは完全に自分の決めたこれで行こうと」
――山梨学院について
「正直、迫ってきているのがわからなかったです」
――全日本で走りたい区間は?
「1区です」
――全日本の目標をお願いします
「出雲は順調にメンバーを走れて、尚且つ出雲は6区間しかなくてさらに距離も短くて三大駅伝の中で一番勝つのが難しいんじゃないかと言われていた駅伝なんですけど、全日本になると一気に距離も伸びますし、8区間あるので層が厚い青学としては、出雲と変わらず優勝を目指していきたいです」