【ラグビー】初戦敗北も早稲田と張り合い「DFの面では大収穫」

ラグビー

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、今年は約1か月遅れて関東大学対抗戦が開幕した。初戦は昨年度、0-92で圧倒的実力差を見せつけられた早大との試合。

試合開始早々、前半3分で早大にリードされる。相手のスピードに追い付けず、着実に点を挙げられ0-19まで広がる。前半も残りわずか早大からボールを奪いここで青学大、WTB衣笠竜世が今試合初のトライ。続くコンバージョンゴールも成功。

ゴールラインへ独走する衣笠

さらにSO桑田宗一郎のペナルティゴールで3点追加。青学大への期待が高まった。リードはされているが粘り強く詰め寄って、10-19で前半を折り返した。

相手の鋭いステップで惜しくも交わされる

後半も桑田のペナルティゴールが決まり13-19。続く12分で桑田のトライと好調。惜しくもコンバージョンは外す。15分では早大のオフサイドから桑田のペナルティーゴール。ここまで粘り強く5点差にまで点差を縮めた。

桑田のキック

後半30分からは22mラインとゴールライン間での攻防が続く。ゲインラインを巡りタックルを繰り返し互いに押し合う。青学大は次第に押し負けていく。そして右サイドに集中したその隙を突いて飛び出した早大がすかさずトライ。後半はボールが渡ると、相手のスピードに追い付いていけない場面が増えた。ボールキャリアーの足を掴むも相手のスピードとフィジカルが勝り、振り払われてしまう。以降は相手のボールが継続される展開へ。縮まった点差が徐々に突き放されていく。最終スコアは21-47でノーサイド。

早大の前進を阻む

今試合、2トライとPGでの加点で早大と張り合った。結果としては昨年と同じく敗戦。しかし昨年度に比べスコアを抑え健闘した。次戦は立大に勝利し好調な明治大との戦い。

(髙橋瑞紀、山口美海)

~以下記者会見より~

記者:今日の試合について監督、主将それぞれからコメントをいただきたいと思います。

大友監督:青山学院の大友です。一昨日は120点、昨年は90点と本当に点をとられた試合をしているので今年こそはしっかりディフェンス、というのをテーマに掲げて、とにかく止め続ければ勝利が見えるという気持ちでメンバーに話し、鍛えてきました。まあ前半19-10と私たちのプラン通り勝負ができたと思います。やはり勝負所のミスというのが後々響いたと思います。ディフェンスの勝負はある程度できたと思います。

西野主将:まずこのコロナウイルスのような不測の事態が起きている中で、このような素晴らしい環境で昨年度のチャンピオンと試合をすることができたっていうのは、僕たちにとって本当に嬉しく思います。まずはありがとうございました。この早稲田戦を迎えるにあたって、私たちはテーマを一つ持ちまして、最初の10〜15分のところでディフェンスのブレイクダウンのセットというのを本当に全員が本気で真剣に取り組む、今までとは違う青山学院のラグビーということでディフェンスを最初の10〜15分でというのをテーマにやっていきました。やっぱり最初の10〜15分はディフェンスがかなりうまくいったと思いますが、やはり後半になるにつれて早稲田大学さんにボールを継続され続けるとやっぱりその精度であったりスピードであったりフィジカル、そういうところでやっぱり差が出てきてしまって、最終的には実力の差が出てきてしまったと思います。試合には負けてしまったんですけれども、やっぱりディフェンスの面では大収穫だと思います。これからも4試合続くのでますますチームの総合力というところを高めていきたいと思います。本日は応援ありがとうございました。

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