【レスリング】【レスリング】明治杯 悔しさ糧に飛躍を誓う

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明治杯全日本選抜選手権 6月16〜18日 於 国立代々木競技場 第2体育館

 

◆結果◆

1日目
グレコ80キロ級 藤井達哉(済2) 3位
女子58キロ級 廣瀬瑠実(マ4)  1回戦敗退

2日目
グレコ71キロ級 大山允長(営3) 1回戦敗退
グレコ130キロ級 伊藤匠汰(済3) 3位

3日目
フリー61キロ級 成國大志(営2) 3位
グレコ59キロ級 難波陽(営4) 1回戦敗退
女子48キロ級 加賀田葵夏(マ2) 2回戦敗退

 

8月に行われる世界選手権の代表を決定する明治杯。出場者には五輪メダリストも多く名を連ねる中、青学大からは7人が出場し3人が表彰台に上がった。

 

廣瀬瑠実
初戦の相手は、今大会準優勝を果たすこととなる熊野(日大)。足を取られ不利な体制となると、ローリングを決められ4点先取される。試合を終始支配され、53秒でフォール負けとなった。

 

藤井達哉
今大会から階級を1つ下げて臨んだ藤井。1回戦は2-2の残り10秒の局面で、4ポイントを奪い土壇場で勝利を掴み取る。
続く準決勝は拮抗した展開に。1Pで相手に2点を与えると、なかなかいい形が作れない。相手選手の警告から1点を返すも、あと一歩及ばず1-2で試合終了。僅差で惜しくも決勝進出とはならなかった。

 

大山允長
1回戦、大山は前半組み合いの体勢から積極的に投げにかかる。しかし後半にかけて相手にペースを握られ立て続けに失点。最終的に0-7で敗れた。

 

伊藤匠汰
初戦の相手は霞ケ浦高校時代の先輩にあたる貝塚(山梨学院大)だった。これまで一勝もできなかった相手だったが「ひたすら前に出ることを意識した」と語った伊藤は攻めのレスリングで貝塚を下す。

しかし続く準決勝は開始28秒で相手の投げ技から抑え込まれ、33秒でフォール負けとなった。「準決勝の相手とは実力差を感じた」とは言うものの、堂々の3位で今大会を終えた。

 

成國大志
1回戦は先制を許す苦しい展開となった。開始直後に相手の足を捉えるも、体制を崩され4点を先取される。さらに倒され2点を追加され0-6と差が広がる。しかし成國も相手を押さえ込み2点を得て1Pを終了。2Pでは積極的に仕掛けていく。優位な体制で得点を重ね、ローリングを決め8-6と逆転。さらに4点を追加し、最終的にはフォールで勝利した。

続く2回戦では、相手のアクティビティタイムから1点を得るとさらに2得点。その後相手に2点技を連続して決められ3-4と逆転されるも、成國は落ち着いていた。ローリングを決めるなど得点を重ねると、最終スコア15-6、2回戦に続くフォールで準決勝へと駒を進めた。

準決勝の相手はリオ五輪銀メダリストの樋口(日体大)。臆することなく果敢に向かっていくが、「リオの2番はレベルが違った」と成國本人も言うように、なかなかポイントが奪えない。樋口に得点を許し、試合を0-6で折り返す。2Pでは2回戦を無失点で抑えた樋口から得点を奪う。残り時間20秒のところでさらに2点を追加するも、点差は埋まらず4-9で試合終了。
実力者がひしめくフリー61キロ級で3位と健闘したものの、本人は「課題が残る大会だった」と悔しさを滲ませた。

 

難波陽
グレコ59キロ級の1回戦に臨んだ難波。開始の合図と同時に相手と組み合うが、腰を取られ体制を崩すと連続でローリングを決められる。ペースが掴めないままわずか42秒でテクニカルフォール負けを喫し、大会から姿を消すこととなった。

 

加賀田葵夏
1回戦をシードで通過し、2回戦からの登場となった加賀田。今大会の優勝候補にも挙げられていたが、まさかの2回戦敗退となった。
相手に足を取られ、ローリングを連続で決められ大きく点差をつけられる。一時は得点板に0-10と表示されテクニカルフォールかと思われたが、チャレンジを申請し成功。0-8から試合が再開される。ここから加賀田が追い上げを見せる。1Pのうちに2点を返すと、5:30で同点に追いつく。このまま逃げ切るかと思われたが、残り10秒を切ったところで4点を奪われ8-12で惜敗した。

 

 

3選手が3位入賞を果たしたが、満足している選手は1人もいない。今月には新人戦、8月にはインカレが控え、夏の世界ジュニアに出場する選手もいる。今大会での経験を糧に、課題を克服し世界に挑む。(長尾凜・海野大輔)

 

〜以下、選手インタビュー〜

藤井選手

-今大会を振り返って
1回戦は去年の天皇杯3位の人で強い人だったんですけど、準決勝の日体大の選手には勝てると思って、そういうところを落としてしまったので、3位になってうれしいというより悔しい方が大きいです。
-今大会の位置付け
今まで85キロ級でやってて今年から80キロ級でやっていこうと思って、初めて80キロ級に階級をおとした大会で、自分の新しい階級での力はどれくらいなのか知りたいなというのと、自分の力を出し切りたいなと。そういう大会でした。
-今大会意識したこと
いつも通りやっていく、練習でやったことを出していくことを意識してやりました。
-今大会で見つけた課題
自分で技をかけて相手に点数取られて準決勝も負けてしまって、技術力不足というか、技をちゃんと決められるようにすることが今後の課題かなと思います。
-今後の意気込み
次の大きな大会は、新人戦もありますが、8月の世界ジュニアになると思うので、そこに向けて表彰台に乗れるように技術や力をつけて目指していきたいと思います。

 

伊藤選手

-今大会を振り返って
昨年の天皇杯では不甲斐ない試合をしてしまったのでこれを払拭しようと臨みました。自分は推薦での選考だったので、他の相手は全員格上だと思って試合に挑みました。
-3位となった今の思い
今までの自分だったらここまでこられなかったと思います。これまでの壁を一つ越えることができたような気がします。ですが準決勝の相手と闘っててみてこの先の壁はまた一段と高いなと感じました。
-今大会意識したこと
とにかく脚から前に出ることです。前に出た後、そこからの技術的な展開で闘うことを意識しました。
-今大会で見つけた課題
自分より技術面やパワー面で勝る相手とどう闘うかということです。そのような相手と渡り合えるようになりたいです。
-今後の意気込み
次の大会のインカレの相手は自分より格上なので、まず一つ勝って優勝を目指したいです。その後の天皇杯へ繋がる大会にできれば思います。

 

成國選手

-今大会を振り返って
2回戦で去年のこの大会のチャンピオンとやって勝てたことで自信がついたんですけど、やっぱりリオの2番はレベルが違ったなというのが正直なところです。
-1,2回戦ともにフォールで突破したが
1回戦でポイントを取られて自分の中で吹っ切れたのもあって2回戦もいい感じでいけたんですけど、やっぱり準決勝で負けてしまったので悔しいです。
-今大会で見つけた課題
組み手の方がまだまだトップレベルに追いついていないので、自分で研究して自分の形に合った組み手を習得したいと思います。
-今後の意気込み
8月の世界ジュニアではグレコローマンで出場するので、自分がどれだけできるか挑戦して、いい結果を残して帰ってきたいと思います。