【硬式野球】青学大接戦を制し決勝進出!18年ぶり全国制覇まであと1つ!!

硬式野球

第72回全日本大学野球選手権大会 準決勝 対富士大 6月10日 於・明治神宮球場

◆結果◆
青学大 121 010 000|5
富士学 101 000 000|2

出場選手
1 中 中島大輔 龍谷大平安
2 三 佐々木泰 県岐阜商業
3 一 小田康一郎 中京
4 左 西川史礁 龍谷大平安
5 指 松本龍哉 盛岡大附
6 二 藤原夏暉 大阪桐蔭
7 捕 渡部海 智辯和歌山
8 遊 初谷健心 関東第一→手塚悠 常総学院
9 右 中野波来 大阪桐蔭

P 下村海翔 九州国際大付→松井大輔 県岐阜商業


ここまで順調にトーナメントを勝ち上がってきた青学大。前戦の中部学院戦では7回コールドと圧倒的な強さを見せつけた。
対するはここまで創価大、大阪商業大という強敵を打ち破ってきた富士大。打線好調の両者の戦いに注目が集まった。

試合は初回いきなり動いた。1死後、2番佐々木泰(県岐阜商)の振りぬいた打球はライトスタンドへ。大学生活では公式戦初となる逆方向へのホームランとなった。本人も「(逆方向へのホームランを)この舞台で打てたことは自信になる」と振り返っていた。

公式戦初の逆方向へのホームランを放つ佐々木

その裏、初戦から中3日での登板となった先発の下村海翔(九州国際大付)も立ち上がりを捉えられ、同点を許した。

中3日で先発マウンドに上がった下村

しかし、ここからの打線の奮起が今年の青学大の強さである。
同点とされた次の回、2死とされるも、初谷健心(関東第一)と渡部海(智弁和歌山)の連打でチャンスを広げると、頼れる副主将中野波来(大阪桐蔭)の放った打球は左中間を真っ二つに割る2点タイムリーツーベース。「(スタメンを外れる試合もあったことに関して)悔しい部分もあるが、勝ちを第一に」と語っていた中野の意地の一打で、すぐさま逆転に成功する。

ヒットを放つ初谷

中野のタイムリー

喜びの笑みを浮かべる中野

さらに3回、青学大は全日本選手権ここまでノーヒットと苦しんでいた渡部海(智弁和歌山)にもタイムリーが飛び出し追加点を挙げた。

タイムリーを放つ渡部

ヒットを放つ松本

2回は三者凡退に抑えた下村は3回、この回先頭打者に手痛い一発を浴び2点差に詰め寄られる。
5回表、小田康一郎(中京)と藤原夏暉(大阪桐蔭)などのヒットで1死満塁のチャンスを作ると、前の打席タイムリーを放った渡部の犠牲フライで追加点をもぎ取った。

ヒットを放つ藤原

ヒットを放つ小田

その後は両者チャンスを作るもあと一本が出ず、膠着状態が続いたまま試合は終盤に突入する。
7回からこれまで幾度となくチームを救ってきた松井大輔(県岐阜商)がマウンドに上がった。松井の武器はなんといっても伸びあがるようなストレート。このストレートを軸に相手打者を翻弄し、リーグ戦でも最優秀防御率のタイトルを獲得した。

2番手のマウンドに上がった松井

その松井は四球とヒットでワンアウト1,3塁の大ピンチを迎えるも、藤原、手塚の二遊間コンビによるゲッツーでなんとかこの回を切り抜けた。

鉄壁の二遊間コンビ

ゲッツーを取り喜びを爆発させていた

打線も5回以降得点を奪えず、9回裏へ。
すると、松井は連打を浴びノーアウト1,2塁とまたしてもピンチを迎える。しかし、ここからが松井の真骨頂。共にカウントを悪くしながら最後はストレートでねじ伏せ、二者連続三振を奪う。そして、最後の打者をサードゴロに打ち取り松井の雄たけびと共に試合終了。青学大は決勝に駒を進めることになった。

最後の打者を打ち取りガッツポーズする松井

青学大はリーグ戦から今まで驚異の13連勝。
絶好調な青学大に対するは、今大会ここまで無失点とこちらも完璧な試合を見せている明治大。東都対六大学という夢の対決。果たしてどちらに軍配が上がるのか。
6/11(日)13時、明治神宮球場でプレイボール予定だ。

(記事=童野翔也、写真=家永萌愛・遠藤匠真・川﨑史緒・童野翔也)

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