【硬式野球】【硬式野球】夢と散った1部 連敗でリーグ優勝逃す

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東都大学野球 秋季2部リーグ 対駒大 第2戦 於・大和スタジアム

◆結果◆
駒 大 002020000 |4

青学大 1 0000000 1|2

◆スターティングメンバー◆
1(中)徳本健太郎
2(一)小坂井智朗
3(三)西村大樹
4(左)長野勇斗
5(遊)遠藤康平
6(指)丹治光成
7(二)吉澤岳志
8(右)前川直哉
9(右)西川尚希
P 山田将士→及川豪→葛川知哉

 

3期ぶりの2部制覇を懸けた青学の秋が終わった。18日に行われた駒大戦は、勝ち点を取れば優勝の大一番。17日の初戦を1点差で落とし後がない中での一戦となったが、この日の接戦も落とし、リーグ制覇と1部昇格は夢と散った。
試合は初回から動く。快足のリードオフマン徳本が二塁打で出塁すると、小坂井が送り一死三塁。続く3番西村が犠飛を放ち青学大が先制。幸先の良い先制点でチームに勢いを呼び込む。
青学大先発の山田将士は桐光学園出身の右横手。プレートの向かって右端に立ち、コーナーを広く使う投球が持ち味。2回まで駒大打線をエラーのランナー1人に封じ込める。
しかし3回表、「打たれた球は甘く入ってしまった」と先発の山田が駒大主将の米満に中越三塁打を浴び同点。さらに3番の酒井良には内野安打を許し逆転されてしまう。

先発した山田将士

その裏青学大は四球と安打を絡め、一死満塁のチャンスを迎える。しかし後続が続かず無得点。”点を取られた次の回”のチャンスを生かせず流れは徐々に駒大へ。
すると5回表、駒大8番の青木を二塁において、先頭の緒方に手痛い一発。1ー4と3点のリードを許してしまう。

その後青学大は専大戦でも好投を見せたリリーフ陣が登場。6、7回は左の及川、8回からは右横手の葛川が快投し、気持ちを見せた。及川と葛川は共に4年生。2人の投球からは”何としても優勝、1部を置き土産に”そんな思いを感じた。

リリーフで好投を見せた葛川

自慢の協力打線も駒大の辻本、白銀の前に初回以降点が奪えない。5回までの4点が重くのしかかる展開。

それでも最終回打線が奮起。途中出場の2番吉澤輝一の左前安打を皮切りに、4番長野が四球で繋ぐ。続く4年生遠藤は右前へ意地の適時打。さらに長打が出れば同点の場面で打席には6番丹治。一縷の望みを乗せ振り切った打球はセンター後方へ。誰もが「越えた!」と思ったはずだ。しかし駒大のセンター米満がフェンスに激突しながら捕球。青学大の望みが散った瞬間だった。

ラストバッターになった丹治

神宮への道はまたも志半ばにして閉ざされた。試合後善波監督は「勝てた試合だっただけに悔しい。その一言に尽きる」と唇を噛んだ。確かに青学大は駒大よりも多い安打数を積み重ねた。しかひ再三のチャンスを生かせず、勝負どころでの一本という課題が浮き彫りになった形だ。また主将の吉澤岳士も「大事なところで勝ち切れなかった。日々の練習や私生活の面から正して行く必要がある」と根本からの見直しの必要性を説いた。

今節を持って4年生は野球部から引退する。彼らが残した遺産と課題を活かし、聖地神宮へ返り咲けるか。皆が待ちわびるのは常勝青学だ。

記事(海野大輔)写真(塚原梨沙子)