【陸上競技】【陸上競技】箱根駅伝優勝!悲願の4連覇達成

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第94回 東京箱根間往復大学駅伝競走 1月2日・3日 大手町⇔芦ノ湖

◆総合結果◆
第1位 青学大 10時間57分39秒 大会新記録!

◆復路結果◆
第1位 青学大 5時間28分34秒

◆復路オーダー・記録◆
6区 小野田勇次(営3) 1位=6:27:08(区間1位=58:03)区間賞!
7区 林奎介(機3) 1位=7:29:24(区間1位=1:02:16) 区間新記録!
8区 下田裕太(教4) 1位=8:34:10(区間1位=1:04:48)区間賞!
9区 近藤修一郎(社4) 1位=9:48:01(区間9位=1:11:51)
10区 橋間貴弥(社3) 2位=5:29:05(区間5位=1:12:49)

往路から一夜明け、迎えた復路。青学大は7区、8区、10区でエントリーを変更し、大手町に向けて走り出した。まず6区・小野田がトップに立つと続く7区・林が区間新を更新する快走で差を広げる。そして8区・下田が3年連続区間賞を獲得する素晴らしい走りでチームを勢い付ける。その後、9区・近藤、10区・橋間が安定した走りを見せ、箱根駅伝4連覇を達成した。

6区
6区を走るのは山下りのスペシャリスト小野田。3年連続で6区の起用となった。小野田は1位の東洋大から36秒遅れてスタート。「おいしいところをもらったかなって思っていたんですけど、よくよく考えたら結構なプレッシャーがあった」とは思えないほど冷静に、淡々と自分のペースで前を走る東洋大・今西を追いかける。
下りに入ると一気にペースを上げ、小涌園前では28秒差、大平台のヘアピンカーブに入ると15秒差とみるみる前との差を詰める。そして15㌔付近で東洋大・今西に並びその勢いでかわそうとするも、今西もなかなか首位を譲らない。15.5㌔地点でついに今西をかわし、さらに3秒ほど引き離す。その後も滑るように下り52秒差をつけ、大学3大駅伝デビューの林にタスキを繋いだ 。惜しくも狙っていた区間記録には2秒届かなかった小野田だが、念願の区間賞を獲得。

6区:小野田

 

7区

小田原中継所でタスキを受け取った林の顔は自信に満ち溢れていた。箱根駅伝初出場にもかかわらず大記録を出すような、そんな雰囲気が漂っていた。
後ろを走る東洋大とは1分近くの差があり、焦らず走っていこうと原監督から声がかけられる。
5キロの時点で区間記録を6秒更新する走り。林は監督の声かけ通り落ち着いて、着々とペースを上げていく。7キロの地点では区間記録を9秒上回るペース、さらに2位との差を2分以上に広げた。そのまま林の勢いは止まることなく、順調に快走をつづけていく。中継所に8区を走る下田の姿が見えると右手を高く上げ林の大快走は締めくくられた。2位とは3分27秒の大差をつけて区間新記録を更新。さらに今大会、最優秀選手にも選ばれ、輝かしい箱根駅伝デビューとなった。

7区:林
8区
3年連続3回目の8区を任された下田。昨年一昨日と区間賞を獲得している実力者は、優勝を確実にするべく平塚を出発した。後半を見据えたゆったりとした入り。それでも確実に後続との差を広げる区間記録のペースで駆ける。
しかし強く吹き抜ける向かい風の影響で、区間記録からは遠のいてしまう。それでもタスキを受け取った時は3:28だった2位との差を、15キロ過ぎでは5:34まで広げた。残り700mでサングラスを上げ、沿道の声援にも応える余裕を見せる。
最後まで危なげのない走りで戸塚中継所へ到着。箱根初出走となる近藤へ、4年生の笑顔のタスキリレーが行われた。
下田は8区で3年連続区間賞を受賞。史上初となる偉業を成し遂げ、箱根の歴史にその名を刻んだ。
8区:下田
9区

4年生の最後の箱根駅伝で3大駅伝初出場となった近藤。中継所に近づく下田に両手を広げ、4年生同士の笑顔と笑顔のタスキリレー。自身の努力の4年間の思い、付き添いの吉永主将をはじめとする走れなかったメンバーの思いを背負い、満を持して初の箱根路を駆け出した。

冷たい向かい風をきり、落ち着いた良いペースで入りの5キロを迎えた。表情からは集中した様子が伺え、安定した走りを見せる。10キロ地点で、ともに夏に2軍を経験した大越(法4)からの給水を受け、仲間の応援を力に、4連覇への道を確実に一歩一歩進んだ。気温の上昇と強い風に苦しめられながらも後半の10キロも意地を見せ、中継所で待つ橋間の元へ一直線、トップを守りきり、笑顔でタスキをつないだ。走り終えた直後「全然ダメでした」と仲間へ言葉を発したが、その顔には清々しい表情を浮かべていた。
大学で競技人生を終えるという近藤は、這い上がってつかんだ夢の舞台で有終の美を飾った。
9区:近藤

 

10区

爽やかな表情で駆け出して行ったのは初の箱根でアンカーを任された橋間。襷を受け取った時点で2位東洋大との差は5分22秒。仲間の汗が染み込んだその襷をかけ、4連覇に向けて軽快な足取りで飛ばす。強い向かい風を受けるも、橋間は動じない、安定した走りをみせる。

残り1キロで橋間はサングラスを外し、ラストスパート。橋間の姿が見えた瞬間、チームメイトのたかやコールが響き渡る。その声援に橋間は右手を突き上げ、最後は力強く両手でガッツポーズし、堂々とフィニッシュテープを切った。橋間はそのまま仲間たちの輪に飛び込み、満面の笑みを浮かべながら4度宙を舞った。

 

10区:橋間(写真提供=スポーツ大東編集部)

 

青学大は、史上6校目の4連覇を達成。そして、総合タイム10時間57分39秒の大会新記録で大会を終えた。過去3大会とは違い、今回は逆転で優勝を掴み取った。今シーズンは決して順調とは言えなかった。出雲、全日本と惨敗し、箱根だけは譲れないと青学大の選手たたちは意気込んだ。その言葉の通り、今回の箱根で4連覇を達成し、フレッシュグリーンの襷は黄金時代を迎えた。真の王者となった青学大。次は5連覇に向けてさらなる高みを目指す。((記事=6区から、舘野七海、小島早織、長尾凜、圷彩那、塚原梨紗子)