【陸上競技】【陸上競技部】原監督 感じる陸上界の変化とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

青山学院大学箱根駅伝優勝祝賀パレード 1月28日 於・相模原市淵野辺

青山学院大学陸上競技部優勝祝賀パレードが神奈川県相模原市淵野辺で行われた。たくさんの青学大ファンがパレード沿道を埋め尽くし、選手が行進し始めると、黄色い声援が飛び交い、選手たちは写真、握手、サイン攻めに追われた。

無事パレードが終わり、青学大相模原キャンパス内での写真撮影も終了後、原監督と選手たちはメディアへの取材を行った。この日、パレードに向けて髪形をきめてきた原監督。箱根駅伝4連覇の思いから自身の髪形“ツーブロック”まで語ってもらった。

~原監督の田村和希選手、下田裕太選手へのエール~

原監督

箱根駅伝ぐらいね、ある意味ちやほやされる大会はないですよ。君たち2020年、東京オリンピック、マラソンやトラックで活躍しないと我々がやってきたことが水の泡だし、やっぱり青山チャラいねって言われるんです。卒業してもちゃんと輝けるような人生を送りましょうよ。これが私の君たちへのエールです。

田村選手・下田選手

頑張ります。

 

~以下、原監督の囲み取材の内容~

原晋監督

今日のパレードを見ていただいて、若い女性、あるいはジュニアのランニングを志す子供たちがいっぱい沿道に駆けつけてくれたんですよ。我々が今までやってきたことの積み重ねが間違いではなかったなと思いますね。やっぱり陸上界発展のために勝ったチームの監督あるいは選手がどんどん現役時代にいろんなところに露出していくことにね、陸上界を世の中から認知されるそれがイコール陸上界の発展になってさらに若者が陸上界を志すきっかけになってくれたら、本当に陸上界でやらせてもらっている私としては本当に嬉しいばかりでありますね。そういった意味で本当に4年間、勝ち続けて良かったですよ。うん。これはまじめな話で。

 

ー初優勝してから今日のパレードまでの陸上界の変化について

まず、単純にね、人も多くなりましたし、昨年2万5千、今年3万ですか。来ていただいたファンの皆さんも、若者からお年寄りまで男性女性問わず幅広い方々に来てくれたんですよね。今までの3連覇、勢いだけで勝たせてもらいましたけど、本当に今年はプレッシャーのかかる中で、他大学が打倒青山でね、みんなが我々を目標にね、取り組んできた中で我々が独走で走らせていただいた。改めて強い青学がお見せできたなと思いますね。ただ今まで、駒澤大の大八木さんだったりね、こういった経験を踏まえてね、あるいはこういった重圧の中で勝ち続けて3大駅伝を20何勝されているのでね、私もそれに近づけられるようにね、これからも頑張っていきたいと思います。

 

ー箱根が終わって一か月が経ちました。来年度のスローガンなどは決まりましたか。

今、新体制になりました。新キャプテンも決まって、新寮長、学生主務も決まりました。スローガンの部分で何度か新キャプテン中心に私の方に案をもってきてくれたんですけれども、ちょっと相談して、もう少し中身を、形だけ整えるのではなくて、中身を充実させようということで突き返している段階です。

 

ーどういったチームカラーになりそうですか。

テーマ的には“一体感”。この一体感っていうのは創部当初の、予選会を目指すときの一体感ではなくて、真の自主性を求めるための一体感というテーマになりそうですね。やっぱり自主性自主性と言いながらも、なんとなく自由気ままに、好き勝手に、が自主性という風なチームが意外と多いんですけれど、しかし我々は真の自主性、学生主体となって動かせるようなチームにようやく成長していると思うので、その意味合いをもっともっと掘り下げて理解した上で、標語を完成させたい。

ー次は5連覇。ご自身の中でプレッシャーの方が大きいのか、それともわくわくするのか、パレードを終えて今思うことは。

やっぱりね、両方ありますよ。そりゃあプレッシャーがないとアスリートじゃありませんよ。でもそのプレッシャーを喜びに変えられるようにね、また泥臭い練習を1からやっていきたいです。

 

ー今日髪形を変えたということで、だれかをイメージしたとかありますか

こじゃれてきました?(笑)51歳ですけど(笑)これツーブロックって言うらしいですよ。

 

ーツーブロックは初めてですか?

そうそう(笑)。あのね、伝統ある80歳のほんとに街の床屋さんでやっていたんです。それはそれで大切なんですけれども、伝統と進化というところで、かみさん(美穂さん)が行っている美容室に引っ張り出されていくようになって。ちょっとこじゃれてきたかな?(笑)「伝統と進化」ですよ。わざわざお店が開く前、オープンする前に特別開けてもらって朝から今日行ってきました。

ーマラソン界では現在、神野さんや一色さんがいます。卒業されてからの彼らの進化、そういったところはどうお感じですか。

箱根駅伝の選手が、すぐに実業団選手として即戦力で活躍できる選手、また世界を相手に戦える選手、っていうのは実はそんなにいないんですよ。何年かに一人ぐらいなんですよ。でも一昨年卒業した神野だったり、昨年卒業した一色、今年卒業する田村、下田だったりというのは、僕は、実業団、またはその先でも十分活躍できる素地を持っている選手だと思っています。箱根駅伝の、ある種ちやほや感はもう大学4年間でリセットして、次なるステージでもう一度切り替えてやってほしいですよね。これから青山学院大学の卒業生が出てくると思います。先般の広島で行われた男子対抗駅伝も、国内のレースですけれども、やはり青山祭りだったと思います。やはり3区で青山勢が前で活躍していた。昨年はアンカーで青山勢が活躍した、ということで、ようやく卒業生、あるいは箱根駅伝以外の大会で活躍してくれているので徐々にこれから青学卒業生が日本陸上界を引っ張っていく時代がそろそろ来ると思います。

 

ー来シーズンの目標、聞かせてください。

やっぱりやるからにはね、V5。10区間中7区間残るわけですからね、やはりチャンスは十分あると思います。勝てるときに勝ちに行きたいですよね。V5目指します。

 

(猪又啓太郎)