【アイスホッケー】【アイスホッケー】肌で感じた本場のホッケー

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2018年国際交流試合 関東大学選抜Bチーム対セント・ジョンズ大 5月19日 於・ダイドードリンコアイスアリーナ

5月18日から20日にかけて、東伏見のダイドードリンコアイスホッケー場では、関東大学選抜とセント・ジョンズ大学との親善試合が行われた。関東大学選抜はAチーム、Bチーム、Cチームの3チームにに分けられ、青学大の選手たちはBチームの一員として出場した。

国歌斉唱の際のセントジョンズ大。氷上での拍手はスティックで行う。
関東各大学の精鋭が揃った。ユニフォームは主催した東京都アイスホッケー連盟のもの。

青学大からは、渡辺大智(4)小野泰雅(3)高橋廉(3)深谷駿介(1)清野熙紀(1)あの5人が選抜され、各自の役割を果たすとともに、本場のアイスホッケーに触れることで刺激を得たようだ。

試合は開始早々相手の速攻に合い失点。セント・ジョンズ大は持ち前のパワーとスピードを生かし、関東大学選抜相手に力勝負を演じる。FWで出場した渡辺は「相手のパワーは凄かった。後手に回ってしまった」と試合を振り返るように、第1ピリオドは相手の力強さに圧倒されてしまう。
しかし第2ピリオドは、27分に失点するが、日本の武器でもあるハンドリングやパスワークを駆使して反撃を開始する。36分に法大の鈴木が決め1点差まで詰め寄る。その後失点し2点差とされるが、最終第3ピリオドはお互い2点ずつを取り合い互角の勝負を演じた。

試合こそ3-5で敗れたが、セント・ジョンズ大学のシューラーヘッドコーチは「ハンドリングやスケーティングの技術に感心した」と日本のアイスホッケーを評価した。一方で「日本のチームの課題はフィジカル面での強さ」とし日本が世界レベルで戦うために強化すべきポイントを挙げた。

セントジョンズ大の選手達と競り合う高橋

今回の親善試合で日本の選手全体の課題として浮上したフィジカル面の強化について、渡辺は「アメリカのパワーを肌で感じることができた。夏は身体を大きくしてシーズンに備えたい」と早くも今日の経験を活かし前を見据えた。(海野大輔)

最後は全員で記念写真。選手達は国境を越えた交流を楽しんだ。

~以下・選手、監督コメント~

FW渡辺大智

ー今日の試合を振り返って

即席のチームとはいえ、5人ずつで出る各セットは大学ごとにまとまっていて、崩されていなかったので、自分たちのやりたいことはできました。自分たちのホッケーが通用するという大きな収穫もありました。でも何より楽しかったですね。

ー今日の試合に臨む上で意識していたこと
春のトーナメントは勝利にこだわる思いがあります。でも今日は、海外のチームと戦うという僕自身初めての体験をするということでとても楽しみでした。あとは自分のプレーを全うしようという思いがあって、要所要所で自分のプレーができたことは収穫ですね。

ー相手チームの監督は日本のスケーティングやハンドリングに感心していたが
海外の選手に比べると日本の選手はサイズが無い分、足を使ってやらなければいけないということもあるでしょうね。僕は日本の中でも小さい方なので、ハンドリングやパスワークはサイズの大きな選手と戦うときも、そこで勝てるくらいの武器にしなければいけないと思います。僕は昔からスケーティングが速かったので、そこを武器にしてこれまでやってきました。

ー今日の試合から得たこと
海外の選手はサイズが大きい、パワーがあるということはずっと言われてきましたが、実際にやってみて本当にパワーがあるし、サイズもあるということを肌で感じました。シュートも速かったですしね。今日の僕たちはそういうところで後手に回ってしまったと思います。そういうところはこれから夏にかけて、身体を大きくできる時期ですから取り組んでいきたいですね。それ以上に僕たちが通用した面、うちのチームなら戦術を駆使して相手と戦っていく訳ですが、そういうところは通用するということがわかったので今後チームに持ち帰って共有していきたいですね。

FWとして出場した渡辺

セント・ジョンズ大学 シューラーヘッドコーチ

ー日本のアイスホッケーをどう感じたか
とても良かったですね。スケーティングやハンドリングの技術に感心しました。この試合で両者の一番の違いというのは、サイズや強さだと思いました。私たちのチームのメンバーの方が年上ですから、サイズや力強さは私達にアドバンテージがあります。それでも日本のプレーヤーのスケーティングやハンドリング技術は素晴らしいものがあると思いました。

ー日本とアメリカの差は
やはりサイズと強さです。アメリカの選手はとにかくフィジカル的にタフです。日本のチームはハンドリングやスケーティングを使ったゲームを展開できていると思いましたが、身体がぶつかり合うときには、大きく年齢的にも上である私たちのチームに少しばかりアドバンテージがあったように思えます。

ー日本のアイスホッケーのレベルアップのためには

まず日本の選手はとても良い指導を受けていると思いました。皆礼儀正しく、反則もしませんし。ただ私が国際的なレベルから言えることは、日本の選手はレベルアップのために身体を大きくしたり、力強さをつける方法を確立する事です。アメリカでは、男性は20歳になるまでフィジカル的なトレーニングはしないんです。ですから18歳の男の人は、そんなに大きな身体をしているわけではありません。基本的に20歳くらいからウェイトトレーニングをすれば身体は大きくなります。ウチの選手はみな21歳から24歳なのでその身体の変化を経て大きく成長し、強い身体ができ上っています。ですから日本の大学生がウチと同じレベルで競い合う個との難しさは、藤カルメンの差ですね。今回はウチの方が年上ですから有利ですよね。

笑顔のシューラーヘッドコーチ。快くインタビューに応じてくれた。