【パワーリフティング】【パワーリフティング】全日本学生団体優勝!個人でも3階級制覇

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

全日本学生選手権大会 8月12日 於・サイデン化学アリーナ

◆結果◆

男子
53㌔級 ファルキアブドゥルアズィーズ 優勝
59㌔級 田村陽 3位
59㌔級 須田幸哉 4位
66㌔級 佐竹優典 優勝
74㌔級 木内陽介 優勝 最優秀選手賞
74㌔級 石川裕士 3位

女子
52㌔級 植村茉由 2位
63㌔級 来栖彩 2位

団体優勝

 

ファルキアブドゥルアズィーズ               

今回 のインカレは6月の関カレ同様、「減量がかなり響いた」試合となった。53㌔を保つのが難しく、水抜きもしていたため、直前に体調を崩していたのだった。ベンチプレスは全日本学生新記録87.5㌔に挑戦するも失敗。デッドリフトは1回目の130㌔が限界だった。

「結果は昨年(59㌔級から出場)よりも良いが今まで出来た重量が引けなくなってしまった。調子が良ければ試合の流れも変わっていたかも知れない」と自身でも振り返った。今後は階級を上げるとのこと。併せて、ずっと痛めてきた腰を完治させることが今後の最重要課題となるだろう。

 

田村陽

本人曰く「100点満点でつけるなら今回のインカレは60点」。検量時に600㌘オーバーが発覚。急遽減量をしたためコンディションは良くなかった。得意のベンチプレスは3回全て決めたが、他の種目では最終試技が決まらず後味の悪いものとなった。その中でも第一重量を高く設定し、確実に決めてきたことは自身でも評価したいと話した。

田村には9月に行われる世界選手権が待っている。世界選手権では200㌔を軽々と拳上するような田村本来の強さに期待したいところだ。

 

須田幸哉

試技前の須田

 

今大会の自身の成績について「100点満点中120点の出来」と評した。大学1年生の頃から目標だったベンチプレス100㌔は挙げることが出来なかったのは「悔しい」と語っていたが、スクワットとデッドリフトで自己ベスト更新を達成した。特にデッドリフト190㌔は自身でも「大満足」の結果で同時に関カレのリベンジも果たすことが出来た。

本人大満足のデッドリフト190㌔

そんな須田は不調だった関カレから見事に返り咲いたといっても良いだろう。

佐竹優典

9月の頭に南アフリカで行われる世界選手権が控える中での今大会。体調を整えて臨んだ佐竹選手は序盤から大会新記録を更新する勢いで次々と拳上する。

スクワット3回目、200㌔に挑戦したが涼しい顔で難なく成功。周囲の観客からは「軽い!」の声が飛び、この日も盤石な学生王者の姿を見せつける。

一つの試技が終わるごとに、チームが撮影した佐竹選手自身の動画を見直し、更なる改善点を見つける。

今大会前日の練習中にマメが潰れたため、世界大会も見据えてデッドリフト2回目の試技はパスを選択。3回目で大会新記録となる236㌔に挑むも失敗し、狙っていた学生記録を更新することはできなかった。試合後、佐竹選手自身は「疲労が残る中でも割とよくできた方」と評価し、次の世界選手権へ向けて強く意気込んだ。

木内陽介

クールなエースはこの日も盤石だった。スクワット終了時では1位の東農大、大石に続く2位につけていたが、次のベンチプレスでじりじりと詰め寄る。

試技直前は音楽を聴いて集中力を高める木内。

勝負はデッドリフト。ここで木内は全日本学生新記録となる292.5㌔に挑み見事成功し、終わってみれば圧巻の優勝。自己ベストも更新し、世界選手権に弾みをつけた。

普段から自分に厳しい木内も、今大会を100点満点中80点と振り返り、一定の評価をした。次は世界選手権。「やるからには一番上を目指していきたい。」と木内。学生最後の年をどれほどの記録を残して終えるのか。今後の活躍に目が離せない。

石川裕士

木内と同じ階級に出場した石川。「記録が一年くらい停滞している。」と自身の成長に少しの不安を持ちながらの今大会。しかしスクワット165㌔、175㌔、180㌔を全て成功させ、序盤からテンポよく重量を刻んでいく。

ベンチプレスでは2回目135㌔を失敗するも、3回目同重量で成功させ、先輩・木内の記録140㌔に食らいつく。

デッドリフトは3回目240㌔を成功させ、トータル555㌔で今大会を終えた。自身の記録の伸び悩みについて、「気合が足りない」と語り自分を一喝。そんな石川も佐竹や木内と同じ世界選手権に出場する。大舞台での活躍を期待したい。

植村茉由

笑顔がこぼれる表彰式

今回の植村は凄かった。全日本ジュニア大会でのギックリ腰が原因で今まであまり満足のいく結果が出せていなかったが、今回はベンチプレス、デッドリフトともに自己ベストを更新する勢いで全て成功させた。特にデッドリフト3回目92.5㌔成功時には普段は感情を爆発させない植村が、跳び上がって喜んだ。ケガを乗り越えた植村から今後も目が離せない。

来栖彩

一昨日買ったばかりのピアスをつけて臨んだ来栖。有力選手の一人、髙島が出場してないことや関西の選手が次々と記録を更新していたこと、また、前回の関カレで調子が悪かったということでかなりプレッシャーは感じていた。しかもノーギアが不得意な来栖にとってはノーギアの大会である今回のインカレは厳しいものだった。大学に入学してから得意になったスクワットで自身が出したい最低限のライン107.5㌔は成功させ、ベストではないが前回からは記録も戻ってきたため喜びを露わにした。しかし、ベンチプレスで3月にひくことが出来ていた重量を上げることが出来なかった。副将木内から「諦めるな」という声もかかったが、デッドリフト最終試技122.5㌔も引くことが出来ず、順位を下げてしまった。

「何かラインを決めて、達成したら満足してしまうところが自分の弱み」だと来栖は言う。このインカレで味わった悔しさをバネに次回は強くなった来栖を見たいところだ。

~表彰式~

もはや恒例となった、表彰台でのパフォーマンス。

主将の佐竹選手が表彰台に上がると、部員一同で「ばんざーい」三唱。

中でも須田は別格。皆疲れている表彰式でも、須田一人だけ独自の世界観で楽しむ。


(3位に田村、一番左に4位の須田)


(国旗と須田のツーショット)


(撮影を邪魔する、成長著しい2年米山(赤いTシャツ))

圧巻は集合写真。賞状とプロテイン(景品)の数は毎回学生トップのチーム青山。これからも最強青学大パワーリフティング部を取材していきたい。

(猪又啓太郎)  (嶋瑞希)