関東大学サッカーリーグ第7節 対 桐蔭大 於 保土ヶ谷公園サッカー場
♦結果♦
青学大○4−0●桐蔭大
(前半) 0−0
(後半) 4−0
(得点)西田2、武田、忰山
♦メンバー♦
GK田端信成(経営3年)
DF武田英二郎(国際政経4年)主将
阿部悠紀(文学3年)
樋口大(社会情報3年)
御牧孝介(経営2年)
MF村杉聡史(文学4年)
白井悠太(経営2年)
山崎文人(社会情報2年)→ 武富尚紀(法学2年)
関隼平(文学3年)→高久朋輝(社会情報3年)
FW忰山翔(法学3年)
西田直斗(経営2年)→木下智之(経営3年)
前半は宮崎監督が「固くなっていた」と語るように前節無得点に終わった攻撃陣がなかなか機能しない。それでも自慢の守備陣はこの日も安定。互いにゴールを許さず前半はスコアレスで折り返す。
後半になると両チーム積極的にしかける。開始早々、桐蔭大がゴール前でこぼれ球を押し込むが、これをGK田端が体でファインセーブ。対する青学大はMF山崎がドリブルで切れ込みPA内で倒されたかに見えるも、主審はこれをシュミレーションと判定。首脳陣も怒りをあらわにするが判定は覆らない。しかし57分、DF武田主将のクロスにFW西田が合わせ青学大に待望の先制点をもたらす。ここから近頃の決定力不足のうっぷんを晴らすように青学大のゴールラッシュが始まる。68分には前線に抜け出した山崎が相手DFを引きつけ、そのパスを受けた武田主将がこれを落ち着いてゴールに流し込む。桐蔭大も幾度とない決定機をつくり青学大ゴールを脅かすが、81分には逆に青学大がカウンターからMF関→FW武富→西田と流れるようなパスワークから3点目。迎えたロスタイムにはFW忰山がパスを求める声を無視し、相手DFをごぼう抜きして駄目押しの4点目を叩き込む。
終わってみれば4−0の完勝。決定力不足ゆえのフラストレーションのたまる試合が多かっただけに、このスコアが意味するものは大きい。「1つ上のステップにいけたかな」。宮崎監督の言葉が全てを表しているように思える。
中3日で行われる次節は勝ち点差1で首位に立つ専大戦。1部から降格してきた専大は前節に青学大を苦しめた朝鮮大を8−0で下すなど、2部では頭1つ飛び抜けた攻撃力をもつ。対して青学大は主力の一部を欠く中、試合を重ねるごとに手応えをつかんできており、勝機は十分にある。勝ったチームが首位に立つ天王山。次節、前半戦の大きな山場を迎える―。(拓)
宮崎監督コメント
「前節からの課題は攻めの部分にあった。前半は固くなっており動きが悪かった。それでも失点しなかったのはよかった。ハーフタイムにはボールキープして前につなげていけ、アグレッシブにいけ、と指示を出した。やはりサッカーはゴールを奪うスポーツなので4点とったことで1つ上のステップにいけた。(いよいよ上位陣の星のつぶし合いが始まるが―)これまでに積み上げてきたものをしっかり発揮し、楽しんでチャレンジしていきたい。次節・専大戦も勝ち点3を目指す。決して自分たちの方が劣っているとは思わない」