【女子ラクロス】【女子ラクロス】関東準V!日本一への道、来期に託す

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第31回関東学生リーグ女子FINAL対慶大 11月10日 於・駒沢オリンピック公園総合運動場 第二球技場

◆結果◆
青学大●4-○5慶大
前半2-2
後半2-2
サドンビクトリー0-1

◆スターティングメンバー◆
AT
7大矢百桃(文4)
4鈴木佳奈(地4)
18柳島有花梨(営3)

MF
3橋爪さくら(総3)
11小峯祥子(文4)
30河野菜奈(文3)
89井上綾花 (営4)

DF
66岩根一葉 (総4)
97加藤雪恵 (国済4)
82佐藤ひとみ (営4)
22古室真歩 (教3)

G
96宇留野悠香 (営4)

◆ベンチメンバー◆
8宮腰七恵 (地4)
51渡辺悠花 (地3)
85太田桃香 (地4)
80谷繁彩夏 (営4)
36比嘉さやか (営1)
37渡邊萌加 (教2)
25梅村真由 (教4)
13後藤瑞生 (地4)


日体大との激闘を制した青学大は、FINALの舞台に初めて足を踏み入れた。
予選リーグで一度敗戦している慶大とのリベンジマッチ。
関東女王を決めるにふさわしい、一進一退の試合が展開された。

この日、最初の波に乗ったのは慶大だった。
相手の石田がドローを制したかと思うと、開始1分で先制点を叩き込んだ。その後も慶大の攻撃が続いていたが、青学大もグラウンドボールへの強気の寄り、固いディフェンスでシュートチャンスを与えない。
しかし、慶大も昨年日本一に輝いたチームだけある。ゴール裏をうまく使った粘り強いパス回しから、開始13分に2点目をあげた。

前半も半分を過ぎたところで、青学大はたまらずタイムアウトをとる。

作戦を練る青学チーム

すると、ここから勢いにのった青学大。
唯一の一年生、比嘉が強気にボールを追いかけると、そこから細かいパスがつながり、慶大ゴールを脅かす。そして、残り10分を切ったところで、鈴木のアシストから、主将大矢が1対1の局面を制して待望の1点をあげた。

チームを勢いづける先制点をあげた大矢

得点には繋がらなかったが、その後も河野がフリーシュートを打つなど、5分間で3度のゴールチャンスを得た。

前半残り3分。ラインアウトからマイボールにすると、鈴木からパスを受けた井上がシュート。ここは惜しくも外れたが、再びボールをもらった鈴木が、ゴールネットをゆらした。

巧みにディフェンスをかわし、シュートを放った鈴木

その後のドローを奪った慶大は、フィジカルの強さとスピードで青学ゴールへ迫ったが、ディフェンス陣がプレッシャーをかけ、守り抜いた。

強気にディフェンスをする佐藤

ハーフタイムには、「公認愛好会ソングリーディングBULLETS」によるチアダンスが披露され、まぶしい笑顔で会場を盛り上げた。

 

 

慶大へのイエローカードで青学大は1人多い有利な状態で前半を2-2の同点で折り返した。

開始5分、クリアから小峯がいきなり得点を入れ、スコアを3‐2とする。観客席のサポーターを一気に沸かせた。

 

観客席にガッツポーズを見せる小峯(右から2番目)

小峯のグランドボールから古室と繋ぐが、慶大にカットされる。前半8分、カットしようとした青学大の選手がカバーリングとみなされペナルティを取られる。そこからシュートを決められ、またも追い付かれる。

そのままの勢いで慶大も攻めてくるがここで宇留野のナイスセーブ。相手のパスミスを見逃さない橋爪が果敢にシュートを狙うがヘッドコーチ曰く「日本一のゴーリー」慶大の大沢に阻まれてしまう。
橋爪が上手くボールを拾い小峯に繋ぐが流石は昨年度覇者の慶大。全てカットされる。

グランドボール&クリア職人と言っても過言ではない橋爪

 

ここで青学大に暗雲が立ちこめる。後半14分、青学大のパスミスから慶大にボールを奪われると、そのまま1点を追加され4-3とされる。

しかし、ここに来て疲れが出てきたのかファールなど慶大のミスが目立つようになる。
相手のパスミスを見逃さなかった橋爪が井上に繋ぎ、託されたボールを鈴木が見事にシュート。またも慶大に追いつき、まさに手に汗握る展開となってきた。

鈴木ゴールの瞬間

 

しかし、その後加藤が相手と接触したことをきっかけに足を負傷。仲間の肩を借りながらグランドを後にする。

 

またも橋爪が相手のパスミスを拾い、井上に繋ぐが、ゴーリーにカットされる。
何度もカットやパスミスからボールを拾い、シュートのチャンスを狙うが、ゴーリーに全て阻まれてしまう。

チームタイムアウト後の残り1分。相手のクリアからシュートを狙う場面が増えるも、守護神宇留野がゴールを守り切る。

青学大の守護神宇留野

4-4の同点のまま後半を終え、延長戦であるサドンビクトリーに希望を繋げる。

試合が動いたのは佐藤が慶大からボールを奪ったときだ。そのまま加藤に渡そうとしたが、カットされ、主導権を握られてしまった。決着が着いたのは一瞬だった。ボールが宇留野のクロス下をすり抜けた。

試合終了後駆け寄る選手たち

 

慶大スタンドから歓声が上がる。一方、力を出し切った青学戦士たちはうつむいたまま。悔し涙をユニフォームで拭う選手も見られた。

挨拶後、悔し涙を拭う選手たち

 

しかし、選手たちはいつまでもうつむいていたわけではなかった。すぐにいつもの笑顔が戻っていた。その笑顔は名立たる強豪校を次々と破り、創部初のfinalまで進んだという充足感からだろう。

チームメイトに笑顔で応える小峯

 

日本一は来年に持ち越し。青学大女子ラクロス部はこれからも進化し続ける。

日本一への道は後輩たちに託された

(記事・写真=嶋瑞希、下地早穂子)

~以下、ヘッドコーチ・選手インタビュー~

柴田ヘッドコーチ

―試合を終えて率直な気持ち
基本的には本当にゲームプラン通りのラクロスを選手はしてくれて、青学大の良さがすごく出るラクロスをしてくれたと思うので出し切ったかなという感じです。相手のゴーリーがすごく上手で日本で一番うまいんじゃないかと言われているので、その牙城を崩せなかったなというところが足りなかった1点だと思います。

―慶大戦への戦略
すごく点を取る攻撃の選手が二人慶大にいて、その二人で6割くらい点を取るので守備面ではまず、その二人の点数をどれだけ極力抑えられるようにするかというところをポイントとしていました。攻撃面は逆に言えば、青学大の良さを最大に出せるように思いっ切り行けるかどうかということをしっかり準備してきました。

―創部初の快挙を成し遂げた今年のチームに対する評価
毎年ステップアップをしてきた結果で、今年色々実を結んだという形だと思っています。今年のチームのすごさは8月のリーグ戦に入ってから成長したことで、一試合一試合進化していったのでここまで来れたということが今年は本当に強かったと思うところです。

―自身も受賞した最優秀監督賞について
受賞できたのは本当に他のスタッフ陣と選手のおかげだと思っているので、自分が何をしたというよりは本当に皆に感謝の気持ちでいっぱいです。慶大や立教大のような強いチームの監督はこの仕事を専業でやっているのですが、私は普通に仕事をやりながらコーチをしているので、そういう(専業としていない)コーチでも上に行くことが出来るんだということを他のコーチの方々が目指す目標になっていければなと思います。

―来年度以降のコーチングに関しての目標
特別なことができたり、斬新なアイデアが思い浮かぶというようなタイプではあまりないので、しっかりチームの「コンパス」として方向を選手たちに示してあげたいです。その方向に向けて出来るだけ選手が伸び伸びと自分たちの良さを出せる環境を整えられるようなコーチをしていきたいと思っています。

主将 大矢百桃選手

-今日の試合を振り返って
先制点も取られ、同点まで追い付いたときも日体戦と同じぐらい終始リラックスして試合に挑めていたので、負けるかもっていう感じはなく、試合の質自体はよかったと思います。

-この結果について
負けちゃったので、正直100%満足はしてないですね 。

-後輩に向けて
今年、後輩が4年生に引っ張ってもらってると言ってくれてて、それはもちろんうれしいですが、来年以降は3年生以下がもっと頑張ってもらわないといけないと思っています。
今年FINALで終わってしまったので、来年もまた日本一という目標を立てると思うんですけど、何が足りなかったのかをしっかり考えて、今年のチームよりさらに成長してもらいたいなと思います。

-同期に向けて
支えてくれてありがとうございましたと伝えたいです。
すごくにぎやかな学年で、スタンドからも試合に出ていない4年生が応援を引っ張ってくれました。今年チームが一丸となれたのは同期のおかげだと思うので、本当に感謝してます。

ゴーリー 宇留野優香選手

-今日の試合を振り返って
前回、サドンビクトリーで勝ち抜いてきて、今回もいけるかなと思っていたんですけど、相手ボールになった瞬間に自分の中でちょっとやばいかなと思ったところがありました。途中ボールを奪ってくれたりもしたんですけど、最後はあのような形で決められてしまって、ゴーリーとしてあそこを止められてればまだ続くという中で止められなかったのは自分の実力だと思います。相手のゴーリーにも及ばなかったですし、また勝てると思っていた中で負けちゃったので、正直すごく悔しいです。

-サドンビクトリーに入る前の気持ち
止めたいという一心しかありませんでしたね。

-4年間のラクロスを振り返って
ゴーリーってシビアなポジションで、いろいろ辛いこともあって、途中でなんでゴーリーになったんだろうと思った時期もあったんですけど、こうやって最後ナイスファイだったよとか言ってもらえて、必要とされていたかなと自分でも思える感じだったので、4年間ゴーリーとして頑張れたのも自分の中で誇りにもなったし、自信にもなりました。