【居合道】【居合道】個の力光るも団体優勝叶わず

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第51回東日本学生大会 11月11日 於・日大大宮キャンパス体育館

◆結果◆

個人の部

勝山朝香(国政3) 準優勝

竹森未南海(化3) 第3位

高林留尉(国コ2) 2回戦敗退

岩附拓哉(済2) 1回戦敗退

 

団体の部

先鋒 竹森未南海 〇

次鋒 岩附拓哉 〇

中堅 都築大輔(史3) ×

副将 勝山朝香 ×

大将 小澤祐介(電電4)×

1回戦敗退


居合道とは座った状態で、鞘から刀剣を抜き放ち、さらに納刀に至るまでの過程を武道化したもので、定められた形の要点を正確に習得しているかや礼法の正しさ、気・剣・体が一致した演武が出来ているかで優劣が判定される。

スピードよりも確実に技を行い、的確な「間と間合い」が出来ているかが重要となる形武道である。

 

 

個人の部

竹森未南海

演武をみせる竹森

 

「全日本大会への出場枠を得られるベスト8まで行ければよい」と話していたが、実際はこの目標を大きく越える3位と大健闘した。

「マルチにどんな形も上手い」と勝山主将が太鼓判を押す竹森の強みは「誰よりも形を丁寧にやること」。その強みが今回活かされることとなった。

表彰される竹森

 

一つ一つ動作に指先まで神経が張り巡らせており、演武のキレも人一倍。惚れ惚れとするような演武を見せた。

 

勝山朝香

試合前に集中力を高める勝山

 

勢いとバランスを強みとする勝山の武器は「勢中刀」。座っているところに、少し右の方向より立っている敵が迫ってくる所を頭の中で描き、その仮想敵の振りかぶった手を両断するよう、三日月の弧を描いて横に切り、そのまま真っ向から切り下ろす―

流石は主将と言わんばかりの堂々たる演武を見せる。

演武を見せる勝山

決勝戦の相手は名門東海大西川。決勝戦とあって水を打ったような静けさの中でただ、二人が刀を振り下ろした時の「シュッ」という鋭い音のみが聞こえる。

勝山はゆっくりとした優雅な演武を見せたが、西川の前では屈した。それでも気がつけば勝山は東日本2位。このタイトルには自身も大満足のようだ。

 

 

団体の部

個人の部、準決勝に勝山と竹森の二人が進出したため、他大学の選手たちからは「青学怖い」という声も聞こえ、団体戦での活躍も期待されていた。対戦相手は早大。決して容易に戦える相手ではない。

チーム青学大

 

先鋒の竹森は東日本3位のさすがの気迫で、次鋒の岩附も相手に勝利。しかし、中堅の都築、副将の勝山は少しふらつき、青学の旗は上がらない。互角の戦いの勝敗は大将の小澤に委ねられた。しかし、小澤もぐらつく部分が各所に見られ、早大に軍配が上がった。

昨年度は準優勝までのぼり詰めた青学大としては無念の初戦敗退となった。

 

勝山主将の準優勝、竹森の3位など個の力は光ったものの、「チーム全体の底上げ」を目標に掲げ、精進してきたはずの団体戦で勝ち切ることが出来なかった悔しい結果となってしまった。

来月の全日本に向けてどう修正していくか、青学大居合道部の真価が問われる。

 

(嶋瑞希)

 

~以下、選手インタビュー~

笑顔で写真に収まる勝山主将(左)と竹森

 

―団体戦で初戦敗退となってしまった率直な気持ち

勝山主将(以下、「勝」) 自分達の不甲斐なさや、まだまだ足りない部分があった。そこが結果に出てしまったかなと思います。

竹森(以下、「竹」) 一回戦から正直、正念場でした。そこで自力で負けたというのは修行不足だったと感じています。

―ズバリ団体戦の敗因は

竹  古流の形(大学ごとの形)2本、制定の形(全大学共通の形)1本をするのですが、個人的には共通の形の方が団体戦に出たメンバーは甘かったのではないかと思います。

勝  全員が満足できる稽古が出来ていたかと言われると微妙なところです。部の運営をもう少し考えて行ければよかったと思います。幹部でもう一度考えていきたいと思います。

―団体戦への思い

勝  個人では準優勝こそしましたが、やはり団体戦で勝ちたかったです。私は主将でもあるので「チーム全体が強くなる」ということが出来なかったのが本当に悔しいです。

―個人戦の結果に対して

勝  私は「勝ちたい」と強く思うと逆に力が入ってしまうので、勝負ではあるのですが、どちらかというと「自分の稽古のために」という意識でやっていました。これが功を奏したのだと思います。逆に団体戦ではこのように思うことが出来なかったです。

正直、なんで自分が勝つことが出来たのか分からないんですよね(笑)自分でも予想外の結果でした(笑)一回戦の相手が優勝候補の方だったのでその方に勝つことが出来ればいいなとは思っていたのですが、刀のさばきやぐらつきの部分でミスがあったので。

ただ、集中力を切らさずにできたことは強かったと思います。

竹  本音は「よくここまで来たな」という感じです(笑)元々は今回ベスト8まで進んだ方が全日本大会に進めるシステムだったのでそこまで行ければ万々歳だと思っていました。準々決勝進出をかけた対戦で当たった方が実力のある方だったので「旗1本くらい上がればいいや」と思っており、勢いでやってしまったので次の試合につなげられるかが心配です。実感があまりないです(笑)

―個人戦での結果に点数をつけるなら

勝  120点です!(笑)ただ、団体戦はマイナスですね。不甲斐ないので。

竹  100点満点ですね(笑)ただ、本当に団体戦はマイナスです。団体戦での結果は部としての強さも表すので、そこでよい結果出ないと部として弱いということなので。

―来月に迫った全日本大会に向けて

勝  個人戦は優勝を目指しています。そして、去年負けた名大の方にリベンジを果たしたいですね。団体戦は行けるところまで一致団結してというところですね。

竹  個人戦は全日本初出場なので一回戦は絶対に勝ちに行きたいと思います。団体戦は部としての強さを表すので強い関西勢相手に食らいついて行けるところまで食らいついていきたいと思います。