【男子ラクロス】【男子ラクロス】「ALL BOX MEMBER」でも届かなかった1部の舞台

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関東学生リーグ入替戦vs法大 11月17日 於・葛飾区奥戸総合スポーツセンター陸上競技場

◆結果◆
青学大●6-○10法大
第1Q 1-2
第2Q 1-2
第3Q 2-3
第4Q 2-3

◆メンバー◆

G

4佐々木遼(済3)
9池上祐樹(済4)

 

MF

2阿部鉄男(済4)
3八尾陸太(経マ2)
11望月大地(法4)
26伊藤遼太郎(総4)
31山田輝(法4)
57古林聖渚(営4)
66富永一真(済4)
72増田真吾(法3)
77関根匠平(営4)
79宮崎貴史(経シス4)
86竹田昌弘(法2)

DF

6澁谷倖汰(国経4)
15松本友祐(済3)
20髙瀬大輝(営3)
27中川陽太(現デ4)
29長谷川雄哉(法4)
35谷口大輝(地3)
56南遼(法4)
78山口慈人(経マ4)

AT

0加藤玲偉(営3)
1勝大(営4)
32斉藤純(済4)

FO

14石黒慶太(営4)
91植田凌央(済3)


11月とは思えないほどの温かな日差しの中、戦いの火蓋が切られた。相手は法大。創部わずか2年で1部リーグに昇格し、2003年以降1部でプレーし続けてきている強者だ。昨年度2部3部入替戦から今年度1部2部入替戦に進み、進化を遂げた青学大がどこまで強豪法大に粘れるか期待がかかる。

 

1Q開始4分、いきなり法大に右からのカットインからシュートを決められ、その2分後には左から切り込まれ前半だけで一挙に2得点される。

ここから攻めたい青学大は立て続けにシュートを放つが全てネットの外へ。

青学大初得点は開始10分。グランドボールを制した髙瀬が望月に繋ぎ、シュートを決める。

仲間に祝福される望月
DFの要、山口(左)と守護神池上

1Qの後半はパスミスから法大にボールを拾われ一気にクリアされるなど、試合は劣勢な状況からのスタートとなった。

 

 

2Q開始直後、法大にいきなりシュートされるが、ここは池上のナイスセーブで失点を防いだ。

依然法大が優勢の中、松本や山口がチェックをかけ相手にプレッシャーをかける。

相手にプレッシャーを与える場面がよく見られた松本

 

試合が動いたのは開始15分だった。法大の猪のようなスピードある攻撃を防ぐことができず、またも一挙2得点を許してしまう。

しかし、残り2分のところで竹田がクリア、そのボールを勝主将が押込みスコアを2-4とする。

冨永とガッツポーズをかわす勝(右)

 

試合も後半戦へ突入し、迎えた3Q。

開始6分、八尾がシュートを決め、観客席を盛り上げる。

喜びを爆発させる八尾
観客席のサポーターも湧かせる八尾

 

しかし、その直後法大にフライイングシュートを決められ、得点を追加される。

追加点の欲しい青学大は石黒のフェイスオフから中川へ繋ぎ南が相手のデイフェンスが固まっていないうちにいきなりシュート。これを決め、4-5と点差が縮まる。

フェイスオフをする石黒

 

グラウンドを駆け抜ける南

 

さらに斉藤がシュートを狙うが後半16・17分と立て続けにまたもや法大に得点を許し、再び劣勢に追い込まれる。

 

 

最終4Q、松本や望月がボールをキープし陣地内に運ぶと、ボールは勝主将へ。そのまま真っ向からシュートを放ち2得点目をあげ、スコアを5-7とするが、法大の早いパス回しについていけずまたもや直後に追加点を許す。

しかし開始6分、勝の外れたシュートを「勝の右腕」冨永が押込み法大との差は2点に。先行きのわからない展開となった。

望月に祝福されるシュートを決めた冨永(右)

 

ところがその3分後、法大に1点を追加され6-9に。後がない青学大は長谷川や松本のチェックで相手にプレッシャーをかけ続け、相手のミスを誘発させる。さらに後半、髙瀬や山口を中心にDF陣も粘りを見せる。

法大の猛追にもボールをキープする冨永

 

しかし、後半の粘りも虚しく、ここで試合終了のホイッスルは無情にも鳴らされた。

座り込む松本

試合後、勝主将は気丈に会場へ駆け付けたサポーター達を前に感謝の言葉を述べたが、選手たちの目には光るものがあった。

観客席に挨拶をする勝
悔しさをにじませながら礼をする選手たち

 

来季も2部からのスタートとなってしまった青学大。しかし、「ALL  BOX  MEMBER」に忠実に一枚岩となって戦ってきた。この勝主将中心に作り上げてきた強固なチームは来年度どこまで成長することが出来るのか。これからも「ALL  BOX  MEMBER」を胸に青学大男子ラクロス部は躍進を続ける。

ベンチに入れなかった選手たちも「BOX MEMBER」として共に戦った。

~以下、選手インタビュー~

勝大主将

ー今日の試合を振り返って
今年のリーグ戦を通して、入りが全てということを意識して取り組んできたのですが、今回の入替戦ではそれができませんでした。入りで2失点してしまい、そこから流れに乗り切れず、力は五分五分だったとは思うのでそういう意味では、試合の流れに乗り切れなかったにが今回の結果の要因だと思います。

ー各ピリオドで試合の流れ的に劣勢でした
今回の入替戦も含めリーグ戦でも準備が大切ということをずっと言ってきました。試合においては準備をしてきたことしか出ないということを言ってきました。だからこそ試合中は負けていたとしても、これまで準備してきたことを信じて今できる最高のパフォーマンスをしようと言ってきました。

ー身体もしんどい中でのプレーだったと思うが
もともと脚が攣りやすいのですが、そこに対するケアがこれまでできていなかったというのが個人的には悔いが残りました。来年以降はそのようなことが無いようにしっかり対策してほしいです。

ー今年の学年で取り組んだこと
いちばん大きな取り組みは、「オールボックスメンバー」というチーム理念を作ったということです。これは今年だけではなく来年以降も続く理念ということで作ったのですが、これを完全には体現できなかったので、これを来年体現させて欲しいです。あとは行動規範というものを作りました。これは「楽しむ、挑む、誇る、導く、繋がる」で、これをどんな時でもお互いに言い合ってやってきました。

ーオールボックスメンバーとは
ボックスメンバーというのは、ベンチメンバーという意味なのですが、チームの全員がボックスに入っているという気持ちで戦おうという理念です。また青学のラクロス部に関わってくださる全ての方と、勝利を経て喜びや感動を共有しようという考え方です。

ーラクロス部での4年間を振り返って
これまでの人生でリーダーになるということはなかったのですが、1年生の頃から学年代表をやらせてもらって、日々成長させてもらって本当に宝の山を歩いているような感覚でした。本当に楽しい4年間でした。

ー後輩に向けて
今年色々なことを変えてきて、特にラクロスに対して時間を費やしてきた1年でした。来年に向けては今年の取り組みでは1部昇格はできなかったので何か変えないといけません。もっとラクロスを考える量や質の基準を高めて、来年は勝って欲しいと思います。

富永一真

ー今の率直な気持ち
来年後輩に日本一を目指せる舞台を用意してあげられなかったことがとても悔しいです。

ーやりきった感と悔しさはどちらがあるか
悔しさです。やりきった結果だと思うのですが、僕たちの力不足でした。後輩たちに1部という舞台を渡したいという一心でこの1年やってきたので、悔しさが大きいです。

ー勝主将の相棒、右腕としてどのように支えてきたか
勝とは本当に目的が一致していました。何が何でも1部昇格して、後輩に繋ごうという思いでした。僕は勝ほど人望がないので、その中で何ができるか模索した結果、僕はプレーで支えるということを考えていました。またどういう組織なら勝てるのかということを意識して、勝にはないやり方で支えていこうとやってきました。

ー助言とかした?
そうですね。こういう組織や練習メニューがいいのではないかということを助言していました。僕は分析することが好きなので、チームのビデオを見て自分たちのラクロスを数値化し、それを勝に提案したりしました。僕がチームに言うよりは勝が言ってくれた方が皆に浸透するかなと思ったので、僕は本当に助言するだけという感じです。

ーチームの戦略家のようなイメージですか
カッコよくいうとそうなりますね笑

ー富永さんにとって勝主将はどういう存在か
最高の相棒でした。試合で苦しい時も、勝ならやってくれるから大丈夫と自分に言い聞かせてやってきました。今日の試合も、僕が最初の方に上手くいかなくても、勝が点を取ってくれると信じていました。信じた結果勝が点を取って取ってくれたから、僕もやるぞという気持ちになれました。そういう意味では切磋琢磨しながらやれたのかなと思います。この1年勝と一緒にやっていくつもりでしたけど、練習では常に勝を超えるプレーヤーになるという気持ちでやってました。リーグ戦では勝と得点王を争っていたんですけど、結果的には14対14でまた同じになってしまいました笑。僕個人としては超えたかったですが、結果的にみても最高の相棒だったのかなと。

ー後輩に向けて
これまで僕たちの取り組みを見てきたとは思うのですが、今年以上のことをやらないと勝てないですし、勝つことの難しさを今日の試合でわかってくれたと思います。ただ悲しかった、悔しかったで終わらせるのではなく、この試合をしっかり反省し、学ぶことは学んで次に繋げていってほしいです。