【空手道】【空手道】全日本大学選手権 男女とも奮わず、悔しい結果に

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全日本大学空手道選手権大会 11月18日 於・日本武道館

◆結果◆
〈組手〉
男子1回戦 青学大〇5-0●広経大
男子2回戦 青学大●1-3〇明大

女子1回戦 青学大●1-2〇愛学大

〈形〉
男子 21.30 予選敗退
女子 21.35 予選敗退

◆メンバー◆
〈組手〉
男子1回戦
先鋒  長尾浩平(比3)
次鋒  伊藤八尋(営4)
中堅  戸坂凌(比4)
副将  林颯輝(総4)
大将  吉田昂生(国済4)

男子2回戦
先鋒  長尾浩平
次鋒  丹羽基晴(法1)
中堅  伊藤八尋
副将  戸坂凌
大将  大河陸希(法3)

女子1回戦
先鋒  伊藤菜月(営3)
中堅  藤田麗子(法4)
大将  橋本萌(法2)

〈形〉
男子
伊藤八尋
戸坂凌
山田祥暉(済3)

女子
横須賀めぐ(済4)
伊藤菜月
秦乃英瑠(済2)


11月18日、全日本大学選手権が開催され、形、組手ともに団体戦で競われた。
結果は最高で男子組手の2回戦進出と、奮わぬものとなかった。4年生の引退試合に花を添えて終えることはできなかったが、各部門で選手らは力強い空手を披露してくれた。

 

〈組手〉
男子組手は幸先の良いスタートになった。先鋒の長尾が勝利する中で迎えた次鋒の伊藤八尋主将は「チーム全体として緊張していた」と1回戦を振り返ったが、広経大相手に3-0のストレート勝ち。勝負が決まったあとの副将、大将戦でも連勝し危なげない戦いで初戦を突破した。

先鋒で勢いをつけた長尾
積極的に攻め抜いた中堅、戸坂

2回戦の相手は、近年苦手としている明大。先鋒長尾、次鋒丹羽が連敗しするも中堅の伊藤主将が執念を見せて2勝1敗とする。続く副将の戸坂は「今日は調子が良かった。勝ったことがない相手だったが今日はいけるかも」と勝負に出た。しかし「力が入って体が固まってしまった」と相手の攻撃に遅れを取るシーンが目立った。後半は焦りからか大振りの攻撃が目立った。明大戦は1-3で敗れ男子組手は2回戦で涙を飲んだ。

中堅で粘りをみせた伊藤主将

 

 

一方、女子は1回戦で愛学大相手に一進一退の展開を強いられた。
先発の伊藤は中段突きで2点の有効ポイントを獲得。終盤、相手が足技で猛攻を仕掛けてくるも冷静に対処し、2-0で勝利した。

中堅の藤田は手足の長さを生かした絶妙な距離感から、積極的に攻め続けた。しかし、後半に連続で突きを受けて5失点。流れを取り戻せないまま1-5で試合を終えた。

強い気持ちで攻め抜いた藤田

1勝1敗で迎えた大将戦は橋本が挑んだ。足技、寝技に持ち込むアグレッシブな技を繰りなすが、なかなか点を奪えず僅差で敗戦。

間合いをとる橋本

愛学大相手に1勝2敗という結果で終え、惜しくも2回戦進出とはならなかった。

 

〈形〉
形は午後からの開催となった。
男子は15校のうち最後に出場。途中、3人の動きにわずかなずれが生じたが、終始パワーと美しさを備えた演武を披露した。

力強い演武を見せた選手たち

女子は雄一の4年生、横須賀が「すばやさも力強さもしっかり出すことができた」と振り返るように、小柄な3選手ながら迫力ある演武を見せた。

息の合った演武を披露した女子選手たち

男女ともに準決勝進出とはならなかったものの、渾身の演武で会場を魅了した。

 

4年生の集大成となった今大会。全種目で静かに戦いの場を去ることとなった。
来期はこの悔しさを晴らすべく、新体制で奮闘することを期待したい。

引退する4年生ら
右から林、藤田、伊藤、吉田、戸坂、横須賀

(記事・写真=海野大輔、下地早穂子)

~以下、4年生選手インタビュー~

伊藤八尋主将
-組手の試合を振り返って
1回戦は最初の試合ということもあって緊張気味でたが、勝てて次に繋げられたということは良かったのかなと思います。2回戦は緊張もほぐれたなかでの試合でした。相手は最近勝てていなかった明治で、しかも最初から流れが作れず敗退してしまったのは悔いが残ります。技が負けていたというよりは、試合慣れという点で足りなかったのかなと思います。

-どのような気持ちで試合に臨んだか
4年間空手道をやってきたので、その4年間がしっかり発揮できるようにという気持ちで臨みました。

-4年間を振り返って
厳しい練習を耐えてきたのですが、中でも合宿はきつかったですね。そういうことも含めて4年間やり続けてきてよかったなと思います。空手からは、何かにとことん打ち込む精神力や礼儀作法を一から学べました。

-後輩に向けて
自分たちが叶えられなかった夢を後輩には叶えて欲しいです。

吉田昂生選手
-試合を振り返って
ちょっと悔しさが残ったので、来年社会人になってこの悔しさを晴らすような活躍ができればと思います。自分は攻めが苦手なので、今回は攻めの意識はあったんですけど、ちょっと空回ってしまったので、今後の課題にしたいなと思います。

-学生として最後の大会を終えて
あっという間だったなという気持ちですね。

-後輩へのメッセージ
最後までやり抜いてほしいと思います。

-今後への意気込み
現役としては引退になるんですけど、今後も青学大空手道部のために微力ながらも貢献できたらいいなと思うので、空手はやめずにずっと続けていきたいなと思います。

戸坂凌選手
-試合を振り返って
1回戦に関しては、自分の中で比較的落ち着いてできました。調子も良く相手の動きも見えていて、決めるべきところで決めることができました。2回戦は昔から知っている強敵で、これまでも勝ったことがない相手でした。今日は調子が良かったので勝つ気でいきましたが、自分の力が抜け切れず、力んだ状態で戦ってしまったため、わずかな差で相手の攻撃の方が早くなってしまい得点を許してしまいました。最後は焦って大振りで乱暴な攻撃になってしまいました。連敗したあと中堅の伊藤が何とか繋いでくれたのにもかかわらず、副将の自分が負けてしまい、最後の大会を終わらせてしまったので責任感や悔しさが残る試合になりました。

-形に関して
僕は高校までは「糸東流」という繊細な演技を重視していたのですが、大学から大きく強くを意識する松濤館流になりました。勝手が違う中で、一から練習して、何とか形になってきたのが4年生でした。毎日早く集まって練習したりして今日に備えたのですが、他大学に比べて点数が低く、今日の結果は悔いが残るものになりました。

-4年間を振り返って
言葉にすると難しいですね。でもひとつ言えることは、色んな先輩、後輩がいて僕は人に恵まれていたなということですね。

-後輩に向けて
これからもチーム一丸となって、部を盛り上げていってください。

林颯輝選手

-今日の試合を振り返って
自分は1回戦だけでたんですけど、最後ということでいつもよりも力を抜いてできましたし、勝つこともできたので、引退試合としてよかったのかなと思います。

-どのような気持ちで挑んだのか
監督から最後なので全員気楽に楽しんでいけと言われていたので、それを守って、いつもはガチガチになっちゃうんですけど、楽しんでできました。

-2回戦はどのような気持ちで観ていたか
2回戦のメンバーが呼ばれたときに自分の名前が無かったので、とにかく出るメンバーを必死に応援しようと思いました。勝ってほしいという気持ちで観てました。

-4年間の空手道を振り返って
初めは大変で何回もやめようかなと思ったこともあったんですけど、やっぱりここまできてやってよかったなと思いますし、人生の糧になりました。

藤田麗子選手
-試合を振り返って
負けてしまったので、悔いが残る試合になりました。

-試合に向けての準備
どんな強豪校でも、どんな相手でも、いつも稽古でやっていることを出せるように、普段の稽古から試合をイメージしてやるようにしてました。そういった部分で、気持ちの面では負けなかったですね。

-競技人生を振り返って
大学4年間が一番充実してた空手人生だったと思います。他大学と比べて練習環境がよいものではなかったり、部員も少ないのでやれることは限られていたんですけど、その中でも文武両道でみんなで日本一目指してやってこられたので、内容の濃い4年間でした。

-後輩へのメッセージ
次の新入生も多く入ることが決まっていて、今年度の結果よりも上を目指せるチームになると思うので、日本一目指して頑張ってほしいです。

横須賀めぐ選手
-形の演武を振り返って
4年間のなかでちゃんと試合に出られたっていうのが初めてで、ほんとに最初で最後の大舞台という感じでした。少ない時間で練習がどれだけできるかが勝負だったと思うんですけど、少ないながらに下級生2人と私でできることはできたかなと思います。試合にも不安を残さずに挑めたので、とても良い試合ができました。

-演武の特徴
「燕飛」という形をうったんですけど、すばやさとかつ力強さが一番の特徴の形なんですけど、自分たち3人にはどうしても力強さが弱いので、それが課題でした。でも、最後の最後ですばやさも力強さもしっかり出すことができたかなと思います。

-4年間を振り返って
すごく濃かったですね。練習もきつい内容だったんですけど、それをやりぬいてきたんだなって今実感してます。

-後輩へ
きつい稽古もあると思うんですけど、その中で最後の最後には努力した分が結果として残ると思うので、あきらめずに頑張ってほしいなというのが一番ですね。