【ラグビー】【ラグビー】敗北を喫するも笑顔の引退試合

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関東大学対抗戦A対慶大 12月1日 於・熊谷ラグビー場

◆結果◆
青学大17●‐慶大98○
(前半)5‐49
(後半)12‐49

◆得点者◆
前半  トライ  ゴール
31分  9古賀

後半  トライ  ゴール
28分  23山同  15髙野
32分  11佐藤

◆メンバー◆
1 鈴木健也
2 岩切一剛
3 渡邉雄飛
4 今野光樹
5 森田寛生
6 中谷玲於
7 小島静也
8 下里雄大
9 古賀駿汰
10 桑田宗一郎
11 佐藤熙
12 西村優吾
13 堀本康平
14 市村和就
15 髙野恭二
16 渡邉将也
17 髙山偉壮
18 鷲塚健志
19 清原裕揮
20 石田僚
21 小日向杏介
22 関根慧
23 山同走


対抗戦の最終戦のカードは慶大。昨年度は全く歯が立たず、5-117で大敗している。格上相手に厳しい戦いとなるのは想定内だが、それでもどこまで食らいついて行けるか、青学大はベストメンバーを揃えて猛虎慶大と応戦した。

校歌斉唱時の選手たち
入場前に笑顔を見せる髙野主将

前半、夏に鍛えてきたというタックルで慶大の攻撃を防ごうと試みる青学大だったが、ラン・パス・キック全てのスキルおいて勝っている慶大には歯が立たない。慶大選手のランのスピードについてけない上にタックルを仕掛けようとしても華麗なターンで交わされる。

タックルを受ける青学大

また、タックル自体の威力も慶大に軍配が上がる。青学大の選手は慶大に弾き飛ばされ、前に進ませてしまう場面が多く見受けられた。

慶大の古田主将の正確無比なゴールもあり、前半24分までに一挙42点を決められる。

 

 

青学大の今試合初得点は前半31分。慶大のペナルティーからラインアウトを選択すると、監督からの絶大の信頼を持つ古賀がアンストラクチャーを見逃さす、隙をついてトライ。髙野のゴールは外れたがこの古賀のプレーはチームを大いに盛り上げた。

しかし、慶大のペナルティーからのクイックリアクションに対応できず、そのまま押しきられる展開が続き、前半は5-49で試合を折り返す。

髙野主将のゴール

 

試合はいよいよ後半戦。相変わらず主導権を握っていたのは慶大だ。古賀や西村、下里のタックルで確実に相手にプレッシャーをかけていくが、慶大にペナルティーを誘発させられ、トライのチャンスを与えてしまう。その結果、後半24分までにさらに5回ものトライを決められてしまった。

 

しかし、ここで大友監督が目指してきたパスを繋いで繋いでトライをするスタイルが実践される。

後半26分、慶大のノックオンからスクラムを選択すると佐藤から鷲塚、下里へとボールが渡り、最後は後半15分に投入された青学大の韋駄天、山同が駆け抜けトライ。髙野もゴールを成功させ、7点が青学大に加わる。

 

ここで勢い付いた青学大は西村と下里のロータックルで相手の攻撃を抑えるとボールは石田へ。

西村・下里のタックルが決まる
ボールを運ぶ髙野主将

石田が奪ったボールが山同のキックパスで髙野に渡ると的確な判断力で佐藤に鋭くパスし、そのまま佐藤がトライ。髙野主将のゴールこそ決まらなかったものの、ここに来て流れるようなパス回しに「攻め」の姿勢が加わり、プレーに勢いが出てくる。

佐藤のトライ

 

下里と西村を主軸にパワーのある慶大相手にロータックルで相手にプレッシャーをかけていき、陣地でのプレーが増えるが慶応の強いスクラムに勝つことが出来ず、最後にトライとゴールを決められ17-98で試合を終えた。

 

青学大の目指すラグビーは「ボールを繋いで繋いで外で取り切る」スタイル。いかに長く試合中にボールをキープし続けるかが課題となってくる。このオフシーズンでどのようにチーム作りをしていくか、新生AGR2年目のシーズンを前に監督、そしてチームの真価が問われる。

(嶋 瑞希)

~以下、監督・主将インタビュー~

大友監督

―今日の試合を振り返って

慶大さんの「強い」ラグビーに私たちが対応できませんでした。これに尽きます。

―それでも後半は粘りのプレーが見受けられましたが

一人一人の接点であったり、その激しさが慶大さんは80分間やり続けることが出来ていましたが、うちはポイントではよい。ある時はダメ。そういうやり続けることが出来なかった、そこの差が大きいと思います。

―「やり続ける力」とは

スタミナもそうですが、やはり気持ちです。やり切ろうとする気持ちや意識が足りないと思います。

―この1年を振り返って(チームに対して)

まず、私が4月から監督に就任したために、チームの力になれない部分は大きかったと思います。4年生を中心にチームを作っていく青学大のスタイルが伝統ですが、そこに自分がコーチとしてのエッセンスをプラスの方向に持っていける力が残念ながら1年目、私が足りなかったと反省しています。何も分からない状況からと言っても、1年目から許されることではないですし、力不足だったと思います。

―今シーズンチームを引っ張ってきた髙野主将に一言

まずは「ありがとう」と声をかけたいです。彼はプレーでも発言でも本当にチームを引っ張ってくれていた大きな存在だったと思います。

―次のシーズンに向けて

今年1年は私も1年目ということでまだまだ分からない部分が多かったのですが、そこは一つ一つ課題をクリアしていきたいと思います。正直、上の5チーム(早大・慶大・明大・帝大・筑波大)との差はあります。来年は日体大も外国人選手が2年目で成長してくるはずです。成蹊大もまだまだ侮れる相手ではないので本当にもう一回自分たちのポジションを確認して何をするべきか、来年の4年生を中心に皆で話し合いながらチーム作りをしていければと思います。

 

髙野主将

―今日の試合を振り返って

最後の試合だと分かっていたので、勝ちにこだわってチャレンジしていこうと思っていました。慶大さんは強い相手ですがその中で自分たちがどうやり切るべきかということをテーマにやってきたのですが、やはり自分たちより上のラグビーを慶大さんはしていて、自分たちのラグビーが出来ない場面もありました。でも、その中でも得点に繋げられるシーンもあったのでそこはフォーカスしたいなと思います。

―引退試合ということで特別な思いはあったか

私自身は社会人でもプレーするのでその通過点としてとらえていました。でも、学生としては最後の試合なのでしっかり悔いのないように、やり切ろうという思いはありました。キャプテンでもあったのでチームを引っ張っていかなければならないのですが、この部分はしっかり出来たと思います。

―この1年、チームはなぜ修正できたか

春シーズンはケガ人が多かったこともあり、そこは反省しなければいけないのですが、その中でケガ人ではないメンバーが入ることによってメンバー全体のレベルが上がってきたから秋の本番に結びついてきたのではないかなと思います。全員がメンバーに絡める機会があったので本番である秋に向けて「チーム全体の底上げ」に少しずつ繋がってきたと思います。

―格上相手にどのような姿勢で臨んだか

もちろん勝つつもりで臨みました。チームの目標が大学選手権出場で筑波大さんに負けたときにその目標は達成できなくなってしまったのですが、「勝ちにいく」姿勢は変えませんでしたが中々結果には結びつきませんでした。

―今シーズン主将として出来たことと出来なかったこと

春は新監督を迎えて全体的にはバラバラだったのですが夏を経て少しずつまとめることが出来たとは思います。出来なかったことと言うよりも後悔になるのですが、もっと日頃の練習に必死に取り組むことが出来たのではないかなと思います。スイッチの入る時期が遅かったように思います。

―次の世代に向けて一言

私たちの代よりはよい結果を出して欲しいし、しっかり来年もメンバーそろっているのでそこは自信を持ってプレーをして欲しいです。