【陸上競技】【陸上競技】往路は6位フィニッシュ 明日の復路で巻き返しなるか…

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第95回東京箱根間往復大学駅伝競走 1月2日・3日

◆往路結果◆
第6位 青学大 5時間32分1秒

1区 橋詰大慧 1時間2分41秒
2区 梶谷瑠哉 1時間8分30秒
3区 森田歩希 1時間1分26秒=区間賞
4区 岩見秀哉 1時間4分32秒
5区 竹石尚人 1時間14分52秒

 

「青学の名を歴史に刻む」そう意気込んで、史上初2度目の三冠、そして箱根5連覇のダブル偉業に挑んだ青学大だったが、往路の結果はまさかの6位。絶対王者に暗雲が垂れ込んだ。

3区で頼れる主将森田が区間新をマークし7人抜きでトップに浮上。しかし誤算だったのは4区、5区。4区で東洋大に逆転され、3分30秒の大差をつけられ3位に後退。5区竹石もプレッシャーからかペースが上がらず順位をさらに落とした。トップ東洋大とは5分30秒、2位東海大とは4分16秒の差が開いた。

青学大は明日の復路で逆転の総合優勝を目指す。

1区

1区は想定内のレースとなった。箱根路を占う21.3キロを任されたのは4年生の橋詰。
スタートと同時に集団の後方に付け、序盤はレース展開を伺う橋詰らしい走りを見せる。10キロ過ぎに東国大・モグスが仕掛けるが、すぐに後方集団が吸収し、各校が牽制し合う展開が15キロを過ぎても続く。18キロ過ぎ、六郷橋の下りを利用して東洋大・西山がスパートをかける。これに中大・中山が僅差で続き、橋詰は3位で集団から浮上した。そのまま鶴見中継所でタスキをつないだ橋詰は、首位東洋大と6秒差の3位と仕事を果たした。(海野大輔)

 

2区

2区 梶谷

エースが集う花の2区を任されたのは梶谷だった。トップ・東洋大と6秒差でタスキをもらうと、中盤からは6人で4位集団をつくり、先頭を追った。しかし、前との差は徐々に開いき、12㌔地点ではトップとの差が42秒に。さらに、集団を引っ張っていた梶谷をアップダウンの激しい権太坂が苦しめた。集団の後ろに下がり、数㍍離されては、歯を食いしばって追いつく、粘りの走りを続けた。
しかし、エース級の選手が揃う2区。「実力不足でした。」とふりかえった梶谷は、戸塚中継所までのきつい上りでさらに順位を落とす。最終的にトップと1分5秒差の8位でのタスキ渡しとなった。上り調子であっただけに悔しい結果となったが、3区に待つ森田に思いを繋ぐ、力強い走りをみせた。(下地早穂子)

3区

3区 森田

先頭から1分5秒差の8位でタスキを受け取ったのは主将・森田。年末に足を負傷をしてるというニュースにネットがざわついたが、そんな様子は一切見せず中継所での森田は闘志に燃えていた。
5キロを過ぎたあたりから、主将・森田の強い想いが走りとなって現れる。1つ前を走っていた日大の選手をとらえると国士大、中大、駒大の選手を抜き、4位に浮上。
10㌔を過ぎても森田の追い上げは止まることなかった。2位を走る東海大、國學大の選手と並ぶとあっという間に差を付けて単独2位へ。茅ヶ崎(14㌔過ぎ)で先頭を走る東洋大との差は21秒まで詰まっていた。
そして17㌔過ぎ、遂に宿敵東洋大の背中をとらえた。残り3㌔を切り段々と苦しい表情になりながらも、サングラスの奥には主将としてのプライドがのぞいて見えた。残り1㌔の表示を過ぎたその瞬間、森田がギアを上げて先頭へ。監督からの檄も箱根路に響き渡り、森田は最後の力を振り絞る。右手を上げて笑顔で4区の岩見へとタスキを渡した。
この走りで森田は区間新記録を更新。主将としてのチームへの想い、箱根駅伝への想いが森田の走りの追い風となったに違いない。(小島早織)

4区

4区 岩見

森田主将からトップでタスキを受けたのは三大駅伝初出場の岩見秀哉。11月11日に行われた世田谷246ハーフマラソンでは、学内トップの2位でゴール。確実に力をつけて、念願の箱根駅伝デビューを果たした。
2㌔地点、岩見は2位の東洋大相澤に追いつかれるとそのまましばらく粘るが、ハイペースについていくことが出来ず、3㌔地点で東洋大に首位の座を譲る。そこから徐々に差が開き始め、12㌔地点では1分40秒の差が開き、苦しい走りが続く。懸命に歯をくいしばり、腕を振って走る岩見だったが、東洋大との差は開くばかり。さらに、18㌔地点では後ろから迫り来る東海大館澤に抜かれ、3位に転落。岩見はトップ東洋大と3分30秒、最大のライバルとしてあげた東海大とは48秒差の3位で5区竹石にタスキを繋いだ。トップ東洋大相澤は区間記録を1分以上更新する区間新記録をマークし、区間賞を獲得した。経験の差を見せつけられた岩見は区間15位。悔しい走りとなった。(塚原梨紗子)

5区

5区 竹石

4区岩見からトップとの差3分30秒で襷を受け取った竹石。原監督が「新・山の神候補」と太鼓判を押している選手の一人で期待がかかっていた。
しかし、小雪が舞う寒空の下、竹石の身体は思うように動かなかった。岩見の出遅れを取り戻そうという過剰なプレッシャーがかかっていたのかもしれない。まず、駒大に順位を譲ると國學院大、法大、拓大、順大にも抜かされ気づけば8位に。そこには1年前の前へ前へと推進する力強いフォームは無かった。
しかし、平地に差し掛かった残り4キロを切ったところで竹石が息を吹き返す。
抜かされた順大を抜かしかえし、7位に浮上。拓大も抜かし、ゴールを6位でフィニッシュした。
最後の追い上げはあったものの、区間13位という苦い結果で終わった竹石の表情にはいつもの明るい笑顔は無かった。トップ東洋大との差は5分30秒。5連覇をかけた磐石の布陣かと思われたが、まさかの黄色信号。
明日の復路で奇跡を起こせるのか。ゴーゴー大作戦の真価はいかに。(嶋瑞希)