【陸上競技】【陸上競技】悔しさを胸に新たな伝説へ!箱根駅伝報告会

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

第95回東京箱根間往復大学駅伝競走報告会 1月10日 於・ガウチャー記念礼拝堂

 

爽やかな冬晴れの空の下、多くの駅伝ファンを前に見事箱根駅伝大会新記録での準優勝を成し遂げた原晋監督と出走メンバーが今回の自身の走りや今後の意気込みについて語った。

 

 

 

原監督

「寒い中わざわざお集まりいただきありがとうございます。見事な、天晴なゴーゴー大作戦にはなりませんでしたけれど10時間55分50秒という大会記録での2位という成績になりました。残念な気持ちはありますけれど、1年間学生とともにこの箱根駅伝に向けて精一杯努力した結果でございますので悔いはございません。これが今の我々の力だと思っております。学生諸君は2日間精一杯箱根路を駆け抜けてくれました。

私は今回の箱根駅伝で二つのことを学びました。一つは何が起こるのか分からないのがスポーツの世界。これはスポーツだけでなくて教育の面であったり社会現象様々なところでも世の中何が起こるか分かりません。そのための一つひとつの努力を忘れてはならなかった、こだわりを持たなくてはならなかったということだと思います。そしてもう一つはこれまで青学大の陸上競技部は4年間、爽やかに颯爽と箱根路を駆け抜けました。これはこれでそれぞれのよいイメージ・ブランド力を上げることができたと思いますけれども、その爽やかなイメージにプラス最後まで諦めない気持ち・やり抜く気持ち・粘り強く頑張る気持ち、ひいては生きる気持ちというものを箱根路から伝えることが出来たのかなと思います。また、新しい青山学院ブランドをこの箱根駅伝から皆様方にお届けできたのではないかなと思います。

 

 

 

成功の反対は失敗ではありません。何もないことが失敗だと思っております。これからも青山学院、また青学大陸上競技部が進化を遂げるためにもチャレンジ精神を持って頑張っていきたいと思います。

また、今回で4年生は卒業いたしますけれども、新キャプテン鈴木(塁人・総3)が決まり、鈴木主将中心にまた新たな伝説を作りに我々は諦めずに頑張っていきたいと思っております。これからもあたたかいご声援のほどよろしくお願いいたします。今日はお集まりいただきありがとうございました。」

 

 

1区 橋詰大慧(史4)

「今回初めての箱根駅伝ということで緊張もある中、走らせていただきました。結果、自分の個人の記録は3番、東洋大の西山君(和弥)に6秒負ける形となりましたが最後出し切って終われたので本当に悔いのないレースになりました。

優勝はできませんでしたが、またこの悔しさを持って後輩たちに託して、王座奪還をしてくれると思うのでそこに期待してやっていってほしいと思います。応援ありがとうございました。」

 

2区 梶谷瑠哉(教4)

「3位というかなりよい位置で襷をもらえたのですが、順位を落とすという形になって自分自身のレースとしてはかなり反省点の多いものとなりました。しかし、このチームでしっかりやってきたことを最後出しながら走ることができたということは本当によかったと思いますし、このチームで走ることができたということもよい想い出となりました。

来年以降、本当に後輩たちがしっかり借りを返してくれると思うので来年以降も応援よろしくお願いいたします。応援ありがとうございました。」

 

3区 森田歩希主将(社情4)

「今回自分のところは8位で襷をもらって、まずは先頭に立つという思いで走り出して結果的には区間新記録で首位に立つことができたので自分の走りとしてはかなり満足がいく結果を得ることができたかなと思います。

チームとしては負けてしまいましたけど全員が全力でしっかり走って、その結果負けてしまったので本当に東海大さんが強かったなという風に思っています。

来年また新しいチームになって、箱根駅伝を戦っていくと思うので、そこでしっかり今年負けた思いを来年まで持って、よい勝ち方をしてしっかり優勝という形で締めくくってほしいと思います。今回は応援ありがとうございました。」

 

4区 岩見秀哉(教2)

「先輩方がよい流れを作って下さったのに自分が悪い流れにしてしまい、後半の選手たちに迷惑をかけてしまいました。チームの目標である優勝を自分が壊してしまって本当に申し訳ないです。

今回で迷惑をかけた分、来年リベンジして取り返すことができるように1年間努力していきたいと思います。応援ありがとうございました。」

 

5区 竹石尚人(総2)

「今回5区を走り、個人として3位でもらった襷を6位まで自分が落としてしまい、チームの流れを止めるような走りをしてしまいました。これが現在の実力であることを受け止めた上で、最後の1年間、悔いなく終われるようにまた取り組んでいきたいと思います。応援ありがとうございました。」

 

7区  林奎介(機4)

「区間賞は取ることができたのですが、前を走っていた東海大さんとはあまり詰めることができずに8区の飯田に襷をつなぐことになってしまって、結果、東海大さんと離れてしまうことになってしまったのでそこは自分の反省点です。

チームは総合2位という結果だったのですが、その時出せる自分の力を皆出せていたと思うので、その結果2位だったということはやはり本当に東海大さんとの差というのは目に見えたレースとなりました。

本当に声援が力になったので本当に応援ありがとうございました。」

 

8区  飯田貴之(総1)

「今回、大学駅伝初となったのですが、前も後ろも強い選手ばかりで緊張せずに自分の力通りの走りをすることができました。しかし、自分の区間で首位の東海大さんと離されてしまった点では力以上の走りというものはできなかったので、来年以降は今回のようなつなぐだけの走りではなく、ゲームを振り出しに戻したり優勝に近づけるような走りができる選手になってチームの優勝に貢献していきたいと思います。応援ありがとうございました。」

 

10区  鈴木塁人(総3)

「どんな順位で襷をもらっても1位でゴールすると思って追っかけてはいたのですが、なかなか最後差が縮まらずに2位という形でのゴールになってしまい悔しい気持ちはあったのですが、やはり笑顔でゴールすると思いながら走っていました。でも、最後ゴールした時、本当に自然に出たゴールの姿が笑顔というところまでいったということは本当に1年間やってきたことは無駄じゃなかったなと思います。

また、4年生がやはり今回引っ張ってきて下さったことは感謝したいですし、4年生の走りというものを引継ぎつつこの悔しさを来年チームを引っ張る立場として、後ろ向きに捉えずに前向きに捉えて新しいチーム作りに向けて色々なことにチャレンジしていってまた来年、この場で笑顔で挨拶できるようにチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。応援ありがとうございました。」

 

 

※6区を走った小野田勇次(営4)は体調不良のため、9区を走った吉田圭太(地2)は授業のため欠席。

 

 

森田主将

「今年1年間主将としてこのチームを引っ張ってきて、至らぬ点もあったと思うのですが、その中で出雲駅伝・全日本大学駅伝と勝つことができて、箱根駅伝は勝つことができませんでしたけれど、全体的に見ればかなりよい年というか青学大の強さを見ることができた年だったのではないかと思います。

僕たちの学年は『暗い学年』と呼ばれていてその中で今回、このような史上初の2度目の3冠を達成してしまうと少し学年としてのカラーに合わないかなと(笑)僕たちとしては悔しいですけど納得はしている部分もあります。

次の新4年生の代は僕たちと違って明るい世代ではありますし、1年生の頃から元気があったメンバーが多いので、そのメンバーなら来年確実に明るい結果を皆さんに報告できるのかなと思います。

ここまで4年間本当に支えてくださった皆様のおかげで4年生全員、また、このチームが成長することができたと思っておりますのでこれからも来年以降のチームの応援を心からよろしくお願いいたします。ありがとうございました。」

 

 

 

史上初の2度目の3冠を目標に掲げて1年間を全力で駆け抜けてきた青学大陸上競技部長距離ブロックの選手たち。彼らはもう「新たな伝説を作る」ために動き始めていた。

4年間箱根駅伝の王者であり続けた常勝軍団は今年「悔しさ」を知った。この悔しさをバネにさらなる進化と感動を私たちに見せてくれることだろう。

 

選手たちの胸に輝くのは銀メダル。来年はよりよい色のメダルを胸に笑顔のメンバーが見たい。

 

(記事・嶋瑞希 写真・舘野七海)