【特別企画】渋谷から世界へ!岡田優介×山本加奈子×佐藤由希 3x3対談!

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先日発行されたアオスポ第70終面に掲載された青学大OB・岡田優介(07年国経卒)氏と女子バスケットボール部の山本加奈子(国政4)主将、佐藤由希(総4)選手のTOKYO DIME特集。ここではその特別対談を一挙公開!

現役Bリーガーとして活躍を続けながらTOKYO DIMEオーナーとしても世界を目指す岡田氏とTOKYO DIMEのバスケットボールスクールで講師を務め3×3の練習にも参加する佐藤選手、同じく講師も務め、先日TOKYO DIMEで3×3のプロデビューを果たした山本主将の出会いや3×3やスクールでの体験談をアオスポに語ってくれました!読者プレゼント企画も要チェックです!(なおこの対談は2月12日に行われたものです、掲載が遅れ大変申し訳ございません。)


―3人の出会いのきっかけは?

岡田「港区の方で小学生を教えてほしいという依頼があってスクールをやっていて、青学も近かったんで、せっかくだし自分も青学OBだという事もあって学生とかに見てもらえたらいいな、というのがあって。それを吉本さんという青学のトレーナーに聞いて。女子は特につながりがなかったんで。そしたら、女子の監督さんとつないでくれて」

佐藤・山本「ノリノリだったよね」

岡田「バイトみたいな感じで、教えたい人いませんか?って感じで紹介してもらって、で3人ヒットしたという感じです」

TOKYO DIME公式クラブハウスのpizza&sports DIME。今回のインタビューにもお借りしました。

―そもそも、なぜ3×3チームを持とうと?

岡田「3×3は新しく競技が始まって、バスケット界を盛り上げたいという思いがあって。何かできませんか?という依頼があって、自分ができることなら協力しましょうか、という形で始めました」

―3×3と5人制との違いは?

佐藤「1回、2回しかやったことがないんですけど、ハーフコートになってトランジションの点で速攻とかがなくなる分ハードだな、と思いました。あと、いろんなことをできる選手が活躍できるスポーツだな、と思いました」

―ハードというのは

佐藤「ルールが10分で21点先取になっていて、点取り合戦見たいなんです。1本落ち着いて取ろうって言う5人制のゆっくりしたリズムがなくなって、全部速攻!全部点取りに行くよ!って言うのがあって。1本も何となく守ったりできない、緊張感あるところがハードだなと」

山本「自分はまず一番に「しんど!」みたいな…めっちゃしんどいんですよ(笑)5人制もしんどいんですけど、体のあたりが違う。5×5では鳴るファウルが鳴らなかったり…というのを一番感じました」

―これ鳴らないの!?と1番感じたプレーは?

山本「シュートに行って、当たられているのに「鳴らないんだ!?」みたいなのがしょっちゅうあります」

岡田「いま二人が言ったようにフィジカルなので、笛は明確に違います。後は、スピーディーですし、得点が外からだと倍なので、日本人が世界で戦うのに向いているんじゃないかな、と思います」

3×3 の公式球を手に笑顔の山本主将(左)と佐藤選手(右)

―3×3から5人制にプラスになった部分は?

佐藤「(山本が)3×3をやって戻った時に、ディフェンスのプレッシャーがすごくなっていてファウルが鳴りにくい3×3の特徴だと思うんですけど、ボールに対するプレッシャーがすごいなというのは感じました。自分はそんなにやってないんですけど、フィニッシュする力って言うのが結構決めきってくるなあ、アンドワンも落とさないなあというのは感じました」

山本「今言ったように、ディフェンスをハードにできるようになったのと、当たられても決めきれないといけないなぁというのを感じて、そこは5人制でも生かせるかな、と感じました」

岡田「メンタル的にシュートクロックも半分で、一人で打開しないといけない場面がかなりあって、「ボール持ったら残り5秒だ!」みたいなのがほとんどなので、結局1on1をしないといけない。5人制の場合はパスを回してパスを回して、というのがあるんですけど、3人制は一対一の能力がすごく求められますしとにかくシュート。そういったメンタルは5人制にも生きるし、得点を取る。自分でやらなきゃ、人に任せるって言うのが少なくなる。そういうのは精神的に強くなるんじゃないかなあ、そういうところは5人制にも必要になると思います」

―スクールの指導でプラスになった部分は?

佐藤「まず、今まで上手い子たちとバスケットをやってきて、感覚的に「今のこうしてこうして」っていうのが伝わるんですけど。教える側になるとそれをわかりやすい言葉で子供たちがやりやすいやり方で、どういう言葉でどういうアプローチをしてっていうのはチームに帰った時に後輩とかと話し合うときに活きているなあって言うのを感じます」

山本「全然話聞かないんですよ、小学1.2年生って笑 それをまずどうやって話を聞かせるか、みたいなところから始まって、どうやったらこの子たちが興味を持ってくれるかって言うのを考えたよね」

佐藤「彼女はめちゃくちゃうまかったです」

山本「人を扱う勉強になりました(笑)」

青学大でプレーする佐藤。今年度は最上級生としてチームを引っ張る。(写真=本人提供)

―チームのコミュニケーションにも生きてきましたか?

山本「ただ怒るんじゃなくて、こうこうこうだからこうだよねとか、相手に伝わりやすい言い方ができるようにって言うのを学びました」

―TOKYO DIMEは「渋谷から世界へ」を掲げ、代表にも選手が選出されていますが、手ごたえは?

岡田「周りからの見られ方とかも、最初は3×3って何?っていうところから始まって。その中でDIMEが3×3の中心にいて普及活動とかをやってきたので、今では「DIMEでプレーしたい!」って言う選手も増えてきて、自分から売り込んでくる選手もいます。あとは、DIMEを支援したいと言ってくれる人も増えています。その中で、今までの活動が、種をまいてやってきたことがようやく芽が出てきたかな、と実感しますね。関わる人たちも多くなっていて最初は選手とちょっとした小口のスポンサーさんが居て成り立っていて、みんなでワイワイやって「楽しかったね~」で終わっていたのが、今はOSAKA DIMEができて女子チームができてスクールができて大学生とも関わって、という風にかかわる人間が何十倍になって、そこはやってよかったなと思っていますし、DIMEがちょっとずつ大きくなってるなと思います」

―DIMEは女子チームも設立。女子にも広まる3×3について

佐藤「3×3が始まった時は5人制の選手のセカンドキャリアでやっているようなイメージがあったんですけど。今では3×3から始める選手もいますし、セカンドキャリアというより、一つのジャンルとして確立されて始めているとおもうので、それがもっと強くなっていけば、バスケットボール自体が盛り上がっていくのでいいかな、と思います。5人制でうまいけど活躍できない選手とかが活躍する場が増えることで、選手として幅が広がると思うのでいいな、と思います」

山本「これから、5人制だとなかなか(世界で)勝てないじゃないですか、女子って。3×3だと、遠目のシュートとかがあって、日本人に向いているというところで、女子でも世界で勝てるっていう。競技の特性を生かして強くなっていければなと思います。」

岡田「女子って言うくくりで言うと、最初は全然わかっていなくて、チームを持つと決めてから女子の選手を紹介してもらって。ツテもなくて、最初は大神(=雄子、現トヨタ自動車アンテロープス ディベロップメントコーチ)さんを取りに行って。「真剣に話したいんで」って言って一回会って話をして。(当時)引退を表明されていて、最後のシーズンの時に「一緒にやってくれませんか?」って言って。すごい真剣に悩んでくれて「すごいありがたいオファーですし」って言ってくれたんですけど、タイミングが合わなくて、「コーチをやりたい」という話もあってあきらめたんですよ。全く知らなかったんですけど、やるからには「バスケ界にいいインパクトを与えたい」という思いがあって。大神さんにもいろいろ話を聞いていて。「女子のバスケ界は男子と比べて20年くらい遅れている」という、実業団中心なのもあるし、すごく閉鎖的でJXENEOSが十何年間勝ち続けていて、みたいに。男子から見ると、外国人選手が居なかったりして。アジア大会で優勝まあまあいいポジションにはいるものの果たしてそれだけでいいんですか?という思いもあったし。だから、色々なものを自分なりに変えていけたらいいなと思って、3×3がその一つのきっかけになればいいなと思っているんで。3×3で女子の選手達が自己表現をしてくれれば、バスケ界全体としていい変革というか刺激になっていい方向に向かっていくと思うので。やって1年経って、良かったなと思いますし。選手自身が自分たちで選んで主張して「こうしたい」って言うことを表現してくれると、より良い方向に向かうんじゃないかな、と楽しみにしています。」

青学大でプレーする山本主将。今春からはプロとの二刀流だ。(写真=本人提供)

―ちなみに岡田さんのキャンパスライフはどんなものでしたか?

岡田「まじめな学生でしたよ」

佐藤「学部どこでしたっけ?」

岡田「国際政経」

山本「一緒だ」

佐藤「先輩!」

岡田「先輩だよ(笑)」

岡田「部活もやっていたんだけど、勉強も頑張りたいという思いもあって授業ももちろん行きますし。スポーツ推薦で入ったんだけど、一般生よりも勉強してました。休み時間もずっと勉強していたし、空き時間で宿題とかを全部やって。時間が少ないなりに考えて、将来こうしたい、って想いがあったので。自分で言うのはあれですけど優等生だった気がします。」

―大学生活から今に生きていることは?

岡田「大学生のころから自分を持っていて。周りがやってるから、というのを気にしないタイプで。自分がやりたいと思ったことをやるし。そういう性格だったので、それを、やっていることは変わっているけど、根本は変わっていないと思います。練習は練習で全力でやるし、勉強は勉強で全力でやるし。今はプロ選手はプロ選手で全力でやるし、DIMEのことも全力でやるし、大学生と話すのも全力で。(笑) リクルーティングもするし。変わらないですね。」

選手兼オーナーとして3×3でもコートに立つ岡田氏。(写真提供=TOKYO DIME)

―練習が厳しい青学バスケ部との両立、秘訣は?

岡田「やることをやる、というだけだから特殊なテクニックは使っていなくて。メンタルだけですね。」

山本「それをできるのがすごいですよ」

岡田「結構当たり前のことを当たり前にやることができないようになっていて。気持ちで変わっちゃう。やる気がある日はやるけど、みたいに。人は皆そういう風にできていて、それをどうすれば自分のやる気を引き出せるかな、というのは考えていて。」

岡田「自分が本気を出せる環境を作る、というのを考えていました。例えば、家に帰ると勉強ができないタイプだったので、あえて帰らない。通学が結構長かったので、小田急線の急行に乗らずにわざと各駅に乗る。そうすると30分くらいで着くものが1時間15分くらいかかるんです。そこだったら勉強しかやることがないんで。強制的に勉強するしかないという風になって。通学時間はいい勉強時間でした。」

そういうところが積み重なっているんですね―

岡田「後は、判断に時間をかけない。迷わない。急に30分時間ができたら、その時に何をするかあらかじめ決めておく。勉強だったら勉強で色々な種類の勉強道具を持っているんですよ。例えばテキストを持っておくとか単語帳とか。5分出来たらこれをやるとか30分バージョンとか1時間バージョンが自分の中である。今は仕事に代わっているけど、仕事だったら、パッと30分とか時間ができたら「何をやろう」というのがある。「何やろっかなー」じゃなくて決まっているんですよ。だから無駄に迷わないし、ここ(時間)出来たらこうしよう、というのが決まっているし。そうするとすべてのことに判断が早くなるんですよ。「~ですか?」と聞かれたときに「こう」と即答する。だから、生活のテンポが速くなるので、処理する速度が速くなる。」

佐藤「公認会計士の勉強もそういう感じですか?」

岡田「そうそう、生活からすべてそういう風になるんで。なんでも分けるようになる。試してみてね。」

山本「でき…できる?(笑)」

―昇格を目指す新シーズン、Bリーグ終盤、3x3の新シーズンに向けて、お互いに意気込みをお願いします

山本「目標は2部A昇格だけど、去年もその目標だったんですよ。結局勝ちきれる試合なのに勝ちきれなかったりというのがあって。だから、練習から色々変えていて、体制とかも変えて色々試しながらやっているんですけど。去年と同じことをするんじゃなくて、メニューとかも色々考えたりしていて、勝ちきれる、「絶対うちらがこのプレーをすれば大丈夫」というプレーをできる力をつけて、2部A昇格します。」

佐藤「圧倒的にリーグ全勝して2部A昇格します。」

山本、ここでニヤリ

佐藤「笑ってる笑ってる(笑)」

山本「頑張ります。」

岡田「3部だったのか…」

佐藤「2部Bですね」

岡田「あ、2部なんだ。頑張って1部行こう1部!」

岡田「Bリーグの方は頑張って、プレーオフに行けるか行けないかの境目にいるのでそこをまずチームを導くというか、ベテランの歳になっているので、そこでチームの支えになれたら、というのがあります。」

岡田「3x3は去年よりしっかり盛り上げて。やっぱり「3x3といえばDIME」と言われるように実力もそうだし、人気もそうだし、すべてにおいてナンバーワンを取れるように、頑張っていきます」

三人で横断幕を持っての一枚。

4月号特別企画という事で、新入生にメッセージを―

山本「勧誘する?(笑)」

佐藤「勧誘ですね(笑)なんといっても部員が今少ないので、来てほしいですね。」

山本「興味があればぜひ!」

佐藤「バスケット好きで一生懸命やりたいなって人と一緒にやりたいです。」

佐藤「あと、応援来てくださいみたいなのは?」

山本「うーん…」

佐藤「あんまり?」

山本「興味があればぜひ、くらいじゃない?(笑)」

岡田さんからは―

岡田「僕は新入生には…歳がだいぶ違うから(笑)何歳?18歳とかだよね?34だよ。倍くらいになってきた。(笑)」

山本「一回り以上ですよ(笑)」

岡田「しっかり大学生として、今大学生でも悪いことするとどんどんニュースになっちゃうのでしっかりモラルと教養を身に付けて、そうすれば楽しいと思うので、遊ぶだけじゃなくしっかり勉強してください、と。立派な社会人になるために」

佐藤「優等生の言う事は重みが違うね(笑)」

岡田「立派な社会人になるために、しっかり4年間頑張ってください!」

ありがとうございました!(聴き手・竹石季緒)


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