【パワーリフティング】【パワーリフティング】”常勝軍団”青学大に期待のルーキー現る!

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第38回サブジュニア・ジュニア全日本パワーリフティング選手権 4月27・28日 於・堺市立大浜体育館小体育室

◆結果◆

女子63㌔級 来栖彩(総3) 優勝

男子53㌔級 須田幸哉(法5) 優勝

男子59㌔級 田村陽(総2) 失格

男子66㌔級 ファルキアブドゥルアズィーズ(総3) 3位

男子74㌔級 石川裕士(総4) 優勝(一般の部4位)
田中啓左(法3) 2位

男子83㌔級 富田慎之介(総1) サブジュニアの部優勝(一般の部5位)

男子93㌔級 米山隆人(済3) 2位

 

一般男子団体第3位  
ジュニア男子団体優勝


今年度最初の戦いは大阪を舞台に繰り広げられた。

今大会は世界選手権及びアジア選手権の選考を兼ねた、まさに平成最後にふさわしいここ一番の試合。

世界選手権への切符は各階級の優勝者のみにしか与えられない。日の丸を背負うために選手たちは己の限界に挑んだ。

今大会も表彰状だらけの集合写真となった

 

 

来栖彩

得意のスクワットは練習時の重量より20㌔増の140㌔まで決め、見事3本取り。満足の表情を浮かべた。

デッドリフトの試技を行う来栖

しかし、「春休み中に体調を崩し、練習をあまり積めなかった」と以前軽々と拳上していた重量をベンチプレス、デッドリフトともに落としてしまう。

試技前に集中する来栖

「練習不足に尽きる」と試合後に一言。今年度来栖の地元茨城県で行われる「夢国体をめどに調子を上げていきたい」と今後の目標を語った。

 

須田幸哉

電撃復活を遂げた須田は「体重じゃなくてほぼ命を削っている」と今回も体を絞りに絞って53㌔級に出場。

惜しくもジュニア日本新記録とはならなかったデッドリフト

「この大会をずっと目標にやってきた」とスクワットとデッドリフトでは日本ジュニア新記録に果敢に挑戦した。

試技前のリラックスした表情

惜しくも新記録更新とならず「悔しい」と本人としては後悔の残る内容になったが、堂々の53㌔級優勝を成し遂げた。

 

田村陽

今大会の優勝最有力候補の田村。ベンチプレスではサブジュニア日本記録190㌔を更新し、元世界チャンピオンの力を存分に発揮した。

スクワットの試技をする田村

サブトータルでは一般の部でもトップに立ち、このまま世界選手権代表入りを決めると思われたが、デッドリフトで悲劇が起こる。

「スクワットの第3試技で粘りすぎたのが響いた」と、なんとデッドリフト3試技を全て失敗してしまう。これにより田村は失格となり、世界選手権への切符を逃した。

失格の瞬間

試合後、「なんも言えねえ」と悔しさを吐露したが、王者に下を向いている暇などない。今月18日から行われる「世界ベンチで優勝する」と次戦へもう気持ちは向いている。

ファルキアブドゥルアズィーズ

今回は推薦で出場したファルキは留学明けの試合となった。練習不足が心配される中、スクワットでは220㌔まで成功させ見事自己ベスト更新。

満足な結果を出すことができたスクワット

しかし、一番練習したというベンチプレスは第1試技しか決めることができず、課題が残った。

今年度の目標は「世界大会でメダルを取ること」。目標に向けてどのように鍛錬を重ねるのか。ファルキの競技者としての真価が問われる。

 

田中啓左

最近好調をみせている田中はジュニア全日本選手権は意外にも初出場。初出場ながらも自己ベストを625㌔と45㌔更新し、準優勝した。

しかし、練習時に拳上できていた重量をあげられなかったベンチプレスは「要練習ですね」と反省。

デッドリフトの試技を行う田中

「全体的に60点」と後悔の残る結果となったようだが、ケガから復帰した田中の伸びしろに期待だ。

 

米山隆人

93㌔級に階級を上げて臨んだ今大会。練習からの感触はよく、「不安要素はなかった」という。

スクワット第1試技は深さが足りず不成功となり、本人も「焦った」と一言。その後は265㌔まで成功させたが目標の275㌔に挑戦することはできなかった。

ベンチプレスでは160㌔まで決め、安どの表情を見せた

昨年度、初出場した際よりも62.5㌔トータル重量を更新し、成長著しい米山。今大会でも着実な成長ぶりを見せた。

石川裕士主将

「練習からの調子はとてもよかった」とトータル重量の自己ベストを更新したが本人は納得していない。

今回は満足のいく結果を出すことができなかったデッドリフト

その理由はデッドリフトにあった。「デッドリフトで(成功できないかもというような)迷いが出てしまった」と第2試技、第3試技と連続で落としてしまった。

試技前に集中する石川主将

田村と同じく今月日本で開催される世界ベンチに出場予定ということで世界ベンチでの優勝を狙う。

富田慎之介

期待のルーキー富田は過酷な減量を経て階級をひとつ下げ、大学デビュー戦に挑んだ。

第3試技で270㌔を成功させた

「正直追い詰められた」とスクワットの第1・2試技を失敗してしまう。しかし、「セコンドの方々が慰めてくれた」と第3試技はしっかり成功させ、落ち着きを取り戻す。

ベンチプレスではサブジュニア日本新記録202.5㌔を軽々と成功させると、デッドリフトは225㌔まで決め自身の持つトータルサブジュニア日本記録を塗り替える。

堂々の優勝で”常勝軍団・青学大”を引っ張るであろうエースの片鱗を見せた。

 

 

ほとんどの選手がベスト更新を成し遂げたが、今回の結果に満足している者は誰一人としていない。

期待のルーキーをチームに迎え、世界を視野に青学大パワーリフティング部はさらに加速を続ける。

 

~佐藤義宏監督も今回、一般の部で出場。見事66㌔級3位の好成績を収めた。

 

(嶋瑞希)