【空手道】【空手道】新戦力台頭も「悔しい大会」

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第47回関東学生空手道選手権大会  5月5日  於・日本武道館

◆結果◆

〈形の部〉
男子第1ラウンド
山田祥暉(済4)18.6
増田直途(済2)18.3
佐藤幹太(法1)18.0
渋谷優太(コ1)18.6

形の演舞を披露する山田

女子第1ラウンド
伊藤菜月(営4)18.2
秦乃英瑠(済3)18.9
渡邊愛梨(国経3)18.5
朝岡奈々(営1)18.5

形の演舞を披露する朝倉

女子第2ラウンド
秦乃英瑠 21.7(第2ラウンドA・Bグループ6位)

〈組手の部〉

男子
長尾浩平(比4)2回戦
大河隆希(法4)1回戦
丹波基晴(法2)1回戦
赤星椋太(比1)3回戦
佐藤幹太    4回戦
渋谷優太    3回戦

女子
伊藤菜月    4回戦
橋本萌(法3) 3回戦
渡邊愛梨    1回戦
朝倉奈々    3回戦
鈴木敦弓(営1)1回戦
吉田萌笑(営1)4回戦

新体制となり初めて挑む大会。今大会は各大学から多くの選手が出場する個人戦であり、各選手が自分の力を確かめる場となった。

技の美しさときれを競う形。青学大からは8名が出場し、各選手とも味のある演舞を披露した。
中でも3年の秦は第1ラウンド全体の10番目の得点で、第2ラウンドに登場。凛とした姿勢から繰りなされる技の数々は、小柄な容姿を感じさせない、迫力のある演舞だった。

第2ラウンドまで進出した秦

組手には10名を越える選手が出場。新入生2人を含む3人が4回戦に進出した。また、4回に進出した3名が全日本出場決定戦に挑んだが、惜しくも出場権を勝ち取ることはできなかった。

大学デビュー戦となった佐藤。初戦で有効ポイントを2回決め、危なげなく次戦にコマを進めた。2回戦も先制ポイントをとった佐藤は試合の流れを引き寄せる。美しい中段蹴りを決め、3-0。さらには右足から繰りなした上段蹴りでポイントを重ねた。順調な立ち上がりをみせ、気づけば4回戦の舞台に立っていた。
相手は今大会ベスト4入りを果たすこととなる格上が相手。佐藤も物怖じすることなくしかけたが、相手が上手だった。佐藤は得点することなく0-3で試合終了。「気持ちが前に出ていなかった」と4回戦を振り返り、早くも課題改善に向け、目の色を変えた。

大学でのビュー戦で堂々の戦いを見せた佐藤

女子の組手は新入生の吉田と最上級生の伊藤が4回戦までコマを進めた。
1回戦シードとなった吉田は2回戦で早々に有効を取ると、勢いそのままに勝利。続く3回戦も相手との距離をうまく保ちながら技を繰りなした。序盤から着実にポイントを重ね、最後は鮮やかな上段蹴りを決めた。6ポイントの差がついたことにより試合は終了。4回戦進出を決めた。4回戦は積極的に攻めたが、わずかなすきをつかれ、失点。惜しくも次戦にコマを進めることはできなかった。

1年生ながら全日本決定戦まで勝ち上がった
吉田

伊藤は安定感のある最上級らしい戦いぶりをみせる。小柄な体格を生かし、中段突きを中心に有効ポイントを重ねた。3回戦を7-2で勝利し、むかえた4回戦。互いに点を取り合う拮抗した試合となった。開始直後、有効ポイントでリードされながらも、伊藤も必死に食らい付く。一進一退の攻防が続いた。しかし、一歩及ばず、4-5で涙を飲んだ。

伊藤は4回戦と決定戦では気迫のこもった戦いを見せたが、惜しくも全日本選手権出場を逃した

吉田と伊藤は全日本選手権出場決定戦にも挑んだが、両者とも出場権を逃した。伊藤にとっては最後の全日本選手権をかけた大会だった。試合後「全日本を本気で狙って練習してきた。本当に悔しい」と今大会を振り返ったが、「必ず結果を残して悔いのない空手人生にしたい」とラストシーズンに向けて前を向いている。
また、吉田も大学と高校の違いを冷静に分析するなど、今後につながる収穫を得る大会となった。

フレッシュなメンバーにも活躍の兆しがみえる大会となった。しかし長尾主将は「チームとしては全日本を狙える選手がいた。ひとりも行けなかったのは悔しい」と大会を振り返った。
6月には東日本大会が待ち構える。今大会で得たものを生かして、飛躍する青学空手道部に期待したい。(下地早穂子)