【パワーリフティング】【パワーリフティング】田村が世界2位もメンタル面で課題残す

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世界サブジュニア・ジュニアベンチプレス選手権 5月18日~25日 於・マロウドインターナショナル成田

◆結果◆

ノーギア(クラシック)の部

男子83㌔級 富田慎之介(総1) サブジュニア4位

フルギア(エクイップト)の部

男子59㌔級 田村陽(総2) ジュニア2位

男子74㌔級 石川裕士(総4) ジュニア5位


今回は通常の3種目合計重量ではなく、ベンチプレスのみの重量を競う世界大会。

青学大からはベンチプレスに自信のある3選手が日の丸を背負って出場した。

 

石川裕士主将

「練習から優勝に届く重量を拳上できていた」と調子はよかった石川だったが本人としては不甲斐ない結果に終わってしまった。

第2試技の210㌔までは余力を残して成功させたかに見えたが、最終試技220㌔の予定を「守りに入って表彰台を狙おう」と217.5㌔に変更。

第2試技までは着実に成功させた石川主将

決めたかに思われたが判定は白旗一つ。最終試技は成功とならなかった。

最終試技217.5㌔の挑戦

試合後、「優勝を狙っていただけあって表彰台にすらのぼれなかったのでただただ悔しい」と悔しさを吐露すると同時に、普段通りにいかない本番の難しさを語った。

表彰式で悔しげな表情を浮かべる石川主将(右から2番目)

 

田村陽

先月の全日本ジュニア選手権で優勝候補となりながらも失格で世界大会への出場が途絶えた田村は得意のベンチプレスで世界と戦った。

第1試技は失敗に終わる

「第1試技はしっかり取って相手にかぶせていこう」というプランで臨んだ田村だったが「メンタルの弱さが出た」と第1試技185㌔は失敗。

それでも周囲の「普段通りだ、落ち着け」という声に応じるように第2試技は修正し、成功させた。

第2試技185㌔は決める

第3試技は195㌔に挑戦。「練習は210㌔まで挙げることができていたが詰めの甘さが出た」と惜しくも拳上できずに全試技が終了。

終わってみれば世界2位。見事表彰台には立ったものの「優勝しか狙っていなかった」本人は納得していない。

表彰式での田村。表情に笑顔はない。
外国人選手と互いにたたえ合う田村

直近の目標である来年チェコで行われる世界ベンチプレス選手権出場権獲得へと安定した試技を目指す。

 

 

世界大会への出場はそれだけでも誉れだ。しかし彼らはどんな舞台でも「勝つ」ことだけを考えている。そんな彼らが今回課題に挙げたのは「本番に対応することが出来ないメンタルの弱さ」だった。

青学大として出場する次の大会は来月の全日本学生選手権。今大会にも出場したルーキー・富田が大胸筋の肉離れにより復調が難しいことが判明。

関西の強豪校と戦うことを考慮すると厳しい戦いとなることは想像に難くない。今こそメンタル面を克服し、前回王者としてのプライドを胸に一枚岩となって戦うことが求められる。

表彰式後の石川主将(左)と田村

 

(嶋瑞希)