【レスリング】【レスリング】インカレ後半 藤井が3連覇達成!大会最優秀選手に輝く

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全日本学生レスリング選手権 8月20~23日 於・駒沢体育館

◆結果◆
男子グレコローマンスタイル

60㌔級
堤 孔一(営1) 2回戦

63㌔級
山本真聖(済2) ベスト16

67㌔級
小西央記(済4) ベスト16
下出倭士(総2) 1回戦

72㌔級
稲葉洋人(済1) 2回戦

77㌔級
成國大志(営4) 途中棄権
谷口空良(営2) 第3位

82㌔級
藤井達也(済4) 優勝、文部科学大臣杯

97㌔級
後藤南斗(済3) 1回戦


前半2日間に行われたフリースタイル、女子の流れに乗れるか。22日からのグレコローマンスタイルで9名が熱戦を繰り広げた。82㌔級に出場した藤井は見事3連覇を成し遂げ、両スタイルの最優秀選手に与えられる文部科学大臣杯を受賞した。

 

最終日はグレコローマンスタイルの3回戦からの試合が行われた。青学大からは藤井のほか、63㌔級の山本、67㌔級の小西、77㌔級の谷口がマットに上がった。

63㌔級、山本は前日の2回戦で投げ技を2回決めるなど圧倒的な試合を繰り広げた。11-0のTフォール勝ちで、3回戦に進出。日体大・長澤との一戦となった。
序盤から投げ技をしかけるなど、積極的に攻める。しかし、開始2分に隙をつかれ投げられた。1-4とリードされ、追う展開に変わる。山本は左腕を巧みに使い、掴みにかかるもなかなか有利な体勢は作れず。再び相手に1ポイントが追加され、5-1で敗れた。6月末の東日本学生春季選手権で優勝に輝いた山本だったが、3回戦で姿を消した。

プレッシャーをかける山本

67㌔級の小西は前日までの2戦をTフォール勝ちでコマを進めた。特に2回戦は開始約1分で一挙8ポイントを取り、圧勝した。そして、向かえた3回戦の相手は早大・宇井。今年の明治杯全日本選手権で5位に入るなど、大舞台で結果を残している手ごわい相手だ。小西も粘り強く戦ったが力及ばず。開始4分には投げ技からバックに回られ、連続ポイントを許した。0-11でTフォール負けを喫し、準々決勝進出とはならなかった。

バックポイントを取る小西

77㌔級の谷口は国士大・田代との3回戦。チャレンジ、投げ技等でポイントを重ね、8-2で試合を折り返す。2ピリオド開始直後、再び谷口は技をしかける。相手の田代も堅い守りでマットに張ったが、バックにまわって、ポイントを追加。10-2のTフォール勝ちで、コマを進めた。
準々決勝は1ピリオドを0-3でリードされ、後半に入った。まずは場外ポイントで1点、そして相手のデンジャーポジションからスタートしたところをチャンスに変える。応援席からの「上がるぞ!」の声が響く中、かかんに攻め、4-3とついに逆転。最後まで粘り強く戦い、1点リードを守り切った。ガッツポーズも飛び出し、準決勝進出に笑顔をみせた。
準決勝は今大会準優勝することとなる日体大・林との一戦。序盤はテイクダウンと投げ技を決め、谷口が4-0とリードする。しかし、少しのミスから一気に返され、2分足らずで14ポイントを許した。自分のミスから逆転Tフォール負けを喫した悔しさをにじませたが、初インカレでの入賞に笑みもこぼれた。

また、同階級の成國はフリースタイルとの2部門優勝も期待されたが、途中棄権となった。

ダイナミックな技をしかける谷口

そして、82㌔級の藤井。青学大初となる3連覇を目標に挑んだ。
1日目に行われた2回戦では10ポイントを奪ったうえでのフォール勝ち。上々の立ち上がりをみせる。その後は決勝を含め時間いっぱい使ったが、余裕のある試合運びだった。
3回戦は対格差のある相手に右わき下から腕をまわし、技を決めた。4-2とリードして折り返すと、最後は相手が体勢を低くして攻めてくるのをうまく対処し、判定勝ちを収めた。
準決勝はリードされる展開に。デンジャーポジションに持ち込まれるも足で体を支え、うまく耐えた。2ピリオドは投げ技を積極的にしかけていく。相手も簡単には得点させてくれないが、流れを引き寄せ、1ポイントずつ重ねた。5-3で判定勝ちし、最終決戦に挑んだ。

決勝は日体大・樋口との一戦。まずは場外ポイントで1点、続いてテクニカルポイントで再び1点を追加した。2-1で折り返すと、2ピリオドも大きな技をしかけることはなかった。「圧倒的に勝たなくてもいいのでとりあえず負けずに勝つ」。3連覇に向けて慎重な姿勢をみせた。4-1で試合終了。藤井は3連覇を示すように3本指を立て、チームメイトの祝福に安どの表情で答えた。
たくさんのプレッシャーを抱えた中で挑んだインカレだったが、有言実行の3連覇を成し遂げた。

着実にポイントを重ねた藤井

4日間で計7名が表彰台に上がり、存在感を見せつける大会となった。今年度の後半戦も活躍する選手の姿が楽しみだ。

(記事・写真=下地早穂子、長尾凜)


~以下、選手インタビュー~

藤井選手

―有言実行の3連覇となったが
実際のところは安心してます。試合始まって、どうしても3連覇しなあかんとか、うち(青学大)で3連覇した人がいなくて、長谷川監督でも3連覇していなくて、初めてだとずっと言われてきました。やっぱりそこはプレッシャーになってたんですけど、自分でもどうしても勝ちたい大会でもありましたし、プレッシャー受けながら、でも何とか勝てました。

―大会を振り返って
(準決勝で対戦した)松崎(日体大)とは試合をやり過ぎてお互いすることがわかってるのでやりにくさはありました。大学入ってから4回5回くらいは試合してると思うんですけど負けたことがなくて、それも逆にプレッシャーになって、正直ギリギリの試合になりました。(今大会は)6分間の試合を2試合やったんですけど、絶対に負けない試合運びというか、圧倒的に勝たなくてもいいのでとりあえず負けずに勝つということは意識していました。点数取られたりもしたんですけど、そこはあんまり気にせず、計画通り出来ました。

―昨年度の優勝は準決勝まで全てTフォールで勝ち上がったが、今年度は判定勝ちが多かった点について
正直コンディションがよくなくて、初戦が終わった時点で今日は調子悪いなと。足が全然動かないしすぐに腕が張るし、減量が上手くいかなかったとかではないんですけど、何か調子が悪くて。調子悪いなりに試合しようと思って、負けないような試合をしようと思いました。

―次の大会となる国体への意気込み
(県に)点数を持って帰るというのが最低限の仕事だと思うので、高校までお世話になった滋賀県に恩返し出来るように頑張ります。

谷口選手


―3位おめでとうございます
優勝する気ではいたんですけど、初インカレということでちょっと緊張してしまいました。優勝目指していた中で3位という結果は悔しい部分があるんですけど、僕の目標が大学で絶対メダルを取るということだったので、それを達成できたことはすごくうれしいです。

―準々決勝の勝利は大きかったのでは?
そうですね、拓大・水口との対戦は今回3戦目で、過去2回は2戦2勝なんですけど、それでも接戦で勝っている選手だったので、今回は絶対勝つぞという気持ちが入りすぎて、緊張もあって負けかけていました。追う展開になって正直きつかったですけど、勝ててよかったです。

―最近の自らの成長を感じるところは
僕、72㌔級でやっていたんですけど、減量とかが厳しくて77㌔級に階級アップしたんです。それでいきなり体もでかくなって、筋トレもちゃんとしました。それで筋肉がついて、レスリングにつながっていることが成長というか強みかなと思います。

―今後の意気込み
12月に天皇杯があって、インカレよりもとてもレベルの高い大会なので、そこでしっかり入賞できるように頑張りたいです。