【陸上競技】【陸上競技】全日本大学駅伝初優勝ならず

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第47回 全日本大学駅伝対校選手権 11月1日 於・熱田神宮~伊勢神宮

◆総合成績◆
1位 東洋大 5時間13分04秒
2位 青学大 5時間14分08秒
3位 駒大  5時間15分33秒
4位 早大  5時間15分36秒
5位 東海大 5時間17分42秒
6位 明大  5時間17分51秒
(以上6校が来年度のシード権獲得)

◆個人成績◆
1区 一色恭志(営3) 43分11秒(区間2位)
2区 小椋裕介(社4) 38分09秒(区間5位)
3区 田村和希(営2) 26分59秒(区間2位)
4区 久保田和真(教4) 40分33秒(区間1位)
5区 下田裕太(教2) 33分46秒(区間1位)
6区 渡邉心(教4) 36分18秒(区間4位)
7区 橋本崚(国4) 35分27秒(区間3位)
8区 神野大地(総4) 59分45秒(区間8位)

出雲全日本大学選抜駅伝競走(以下、出雲)を制し、三冠へ向かっていた青学大。未だ手にしたことのない全日本大学駅伝対校選手権(以下、全日本)のタイトルを獲得すべく伊勢路を駆け抜けた。

一色ブログ

各校のエースがそろった1区には3年連続で一色が起用された。ハイペースになると予想されたが互いに牽制し合い、集団でレースが進む。11キロ過ぎの下り坂でペースを上げた一色は先頭に立つ。直後に早大、駒大が仕掛けるが一色は東洋大・服部(勇)とともにラストスパートのタイミングをうかがい、徐々にペースを上げて行く。残り300mで東洋大・早大とともにスパートをかけ、3校ほぼ同着でタスキリレー。

一色・小椋タスキ

2区の小椋は、6キロまで東洋大・早大とともにレースを進めるが東洋大・服部(弾)が仕掛けるとついていけず3位に。その後、駒大と明大にかわされ一時は5位まで落ちた。しかし、最後は維持の追い上げを見せ、3位で田村へタスキを渡す。ここで先頭を行く東洋大とは35秒差がついた。

3位でタスキを受け取った田村は序盤、東洋大より速いペースで前を追っていく。2キロの手前で駒大をかわし2位に浮上。区間2位のタイムで力走したが、区間賞を獲得した東洋大との差は縮まらず36秒差の2位で久保田へ。

田村ブログ

久保田は4キロ過ぎでトップ・東洋大と10秒差まで詰める。5キロで追いつくと、そこからは並走していく。11キロで久保田は仕掛け、東洋大を突き放しにかかった。しかしなかなか離せず、12キロ過ぎでは東洋大にかわされる。残り2キロで再び抜くことはできず、変わらず2位で下田へタスキが渡った。

久保田ブログ

5区は先月の出雲で駅伝デビューを果たし、今後の活躍が期待される下田。早々に東洋大に追いつくとともにレースを進めていく。ラスト1キロで激しいスパート合戦を繰り広げ、粘り勝ち。青学大はここで初めてトップでのタスキリレーとなった。下田は歴代2位の好タイムで区間賞を獲得した。

下田ブログ

トップでタスキを受け取った渡邉は終始東洋大と並走。10キロ過ぎで仕掛けてリードを奪った渡邉だったが、離しきることができない。残り500mでの東洋大のスパートに対応できず、10秒差をつけられた。

7区の橋本は2年ぶりに駅伝に出場。一時2秒差まで東洋大に迫ったが、アップダウンに対応しきれず差は徐々に広がっていった。必死に前を追ったが27秒まで差がつき、アンカーの神野主将へタスキを託す。

今年度、2度のケガによって戦線を離れていた神野主将。前回大会の悔しさを晴らすべく伊勢路へ帰って来た神野主将だったが本来の走りを見せられず、前を行く東洋大の差は縮まらない。そのまま2位でフィニッシュテープを切った。

昨年度を上回る2位という結果は青学大にとって過去最高位だが、三冠達成のために優勝を狙っていただけに悔し涙をのんだ。全日本優勝を逃し、三冠は潰えたが、2か月後には一番大きな舞台である箱根が待っている。この悔しさを胸にここからチーム一丸となって箱根連覇へ。青学大らしく“笑顔”で有終の美を飾りたい。(原しおり)

原監督
――今日のレースを振り返って
「東洋大が強かった」
――オーダーの意図とレースプランは?
「前半逃げられると後半追い上げるのが難しい駅伝なので、前半に主軸を置いたんですね。1区、2区で東洋さんに離されることは想定していましたが、それを3・4・5区で追いついてあとは見える位置にいてアンカーで勝つという戦術だった。2区が離され過ぎで想定より10秒くらい悪い。3区は耐えて4区の久保田で一旦追いついた。逆に10秒リードしてほしかったんですけど、10秒差がついて暗雲が立ち込めてきて、まずいかなと思い始めました。5区は下田がよく頑張ってくれて、6区で抜け出したときにこれで流れが変わったかなと思っていたら逆に10秒。後半区間の10秒は痛かった。エースが走らなければ勝てない」
――神野選手の復調について
「もう少し走れるかなと思ったけどなかなか甘かった」
――4年生が多く走りましたが
「4年生のチームなのであえて。4年生が1年生のときから『三冠を獲る』と言ってきたので、自分たちで獲れよということだったんですけど、勝負事はやっぱり難しいですね」
――過去最高順位ですが、収穫は?
「悔しいと思えたことが収穫ですね」
――最後に目標をお願いします
「箱根がすべてなので、そこで勝ちます」

1区・一色
――レースを振り返って
「自分の予想としては誰かがハイペースで引っ張ってくれるかなと思ったんですけど、レース自体はかなりスローになってしまったので、もう自分が行くしかないなと思って自分で引っ張るという展開になりました。最後の3キロからかなり平地になるんですけどそこでスパート仕掛けようかなと思ったんですけど、監督から先頭と同じくらいか最悪10秒負けるくらいでいい、ダントツで引き離す必要はない、と言われていたので、それに固執しすぎてしまって、余裕はあったんですけどここで冒険する必要はないと思って出なかった。結果としてそれで負けたので、その時にしっかり出ておけば良かったかなと今は思います」
――誰がレースを引っ張ると予想していましたか?
「中央学院大の潰滝選手と駒大の中谷が引っ張ってくれるかなと思っていたんですけど、二人とも出る様子がなくて。確か中谷は出てきたんですけど、思ったよりハイペースで行く様子はなかったので自分で行くしかないなと感じました」
――今後の目標と箱根駅伝で何区を走りたいか教えてください
「明確な目標としては東京マラソンになります。初マラソンになるので、とりあえずはスタートラインに立てればいいんですけど、学生記録を狙っていければいいなと思っています。箱根は1区や5区の話もあったんですけど僕はエース区間である2区しか考えていません」

2区・小椋
――今回のレースを振り返ってみてどうですか?
「テレビなどでは脱水がどうこう言われてたとかあったんですけど、万全な状態でスタートラインに立っててそれであの結果なので、力負けしたかなという形になりました」
――レースプランは?
「着差なしでもらったので、ついていってラストで離せればとしか考えてなかったんですけど、途中で苦しくなって離されてからはいかに離されないようにするかということで、少しでも離されないように走りました。ラストは前の選手達は足が動いてなかったので、少しでも前の順位で渡そうと必死に走りました」
――他大学の選手については?
「他大学の主力も起用されてましたが、実際に強かったのは上の3人くらいなので、そこで結果残せなかったのは本当に悔しいです。前半区間の他の選手と競り合ったことで、早いペースで入って耐える力があるという点で東洋さんは強いなと思いました」
――レースプランや監督からの指示は?
「途中で楽に行けと言われました。基本的にはレースプランは任されているので2区の役割として、秒差少なくもしくは前で渡すかということだったので、その仕事ができなかったかなとは思っています」
――箱根駅伝の目標は?
「往路任されれば往路が良いんですけど、復路であれば7区をまた走りたいと思っています。今後はスピードに対応できるように、速いペースで入って苦しくなっても耐える力を合宿等で身につけていければなと思っています」

3区・田村
――レースを振り返って
「自分の役割を果たしていこうとは思っていたんですけど、頭の片隅に4区の久保田さんがどうにかしてくれるんじゃないかという思いがあって、その甘えが1秒だったり差につながったんじゃないかなと思います。もっと強くならないとなと思いました」
――どのようなレースを想定していましたか?
「1、2区が服部兄弟の東洋大が先行しているだろうとは思っていたんですけど、思ったよりも差が開いていて追う展開だったのでキツいなと思いました」
――区間賞まであと少しでしたが
「状態もよかったので区間記録も頭に入れてやっていてそれに近い走りはできたんですけど、詰めが甘いというか、先輩たちへの甘えが1秒に出たのかなと思います。あとは力不足というのもあります」
――今後の目標と箱根駅伝で何区を走りたいか教えてください
「自分がエースになってチームを引っ張っていく存在になるというのが目標で、箱根駅伝は往路の準エース区間と言われる3区で区間賞を取って優勝を確定させるような走りをしたいと思います」

4区・久保田
――レースを振り返って
「やっぱり悔しいですね。追いついてからが僕の仕事だと思っていたので、引き離すまでできなかったので、それが悔しいです」
――監督からはどのようなことを言われていましたか?
「監督が公言していた通り、4区でトップに立ったら勝てると言われていましたが、僕はそれを実行できなかったのでレースを厳しくしてしまったな、というのがあります」
――並走してからのレースプランは?
「すんなり抜けるかなと思っていたんですけど、なかなかそれができなくてお互いに駆け引きをし合っていたら僕が根負けして最後離されてしまう形になりました」
――区間賞を獲得されましたが
「区間賞は獲って当たり前だと思っているので、箱根でも区間賞を獲ってどれだけチームに貢献できるかが課題になると思います」
――タイムは想定していた通りでしたか?
「想定より30秒くらい遅いですね」
――今後の目標をお願いします
「箱根がまだあるので最後は優勝で飾って笑顔で終わりたいと思います。走りたい区間は1区です」

5区・下田
――今日のレースを振り返ってみてどうですか?
「本当は先頭で来るかなと思っていて、その展開を想定していたんですけど、追う展開ということで、自分のところで先頭に立つという思いで前半からグイグイいきました。コンディションもよくタイムも出て区間賞もとれたんですけど、着順の方で結果を出せなくそれでは意味がないなと。僕のところでしっかりと離して後半区間につなげていく必要があったなと感じてます。前半足を使いすぎてしまったという反省点があります」
――出雲と似た展開でしたが?
「出雲のときは全然積極的にいけなかったということが頭にあって、でも今回は積極的にガンガン行けて、出雲の反省点は生かせたかなと思います」
――レースプランや監督からの指示は?
「最後に電話したときについていって後半勝負という言葉をいただいていました。本当にそういう展開になったので、粘って粘って後半離していければよかったんですけど、最後ツメが甘かったかなと。相手もよいタイムで走っていたので、力は出しきれたんですけどもっと僕が強くなるしかないのかなと思います」
――箱根の目標は?
「今まではチームの勢いに乗って走る側だったので、往路の3・4区あたりを走ってチームの流れを作るようにしていきたいなと思ってます。しっかり練習してできれば往路、復路だとしても8区あたりで持ち味を出したいと思います」

6区・渡邉
――レースを振り返って
「今回タスキをもらった位置が1位の東洋大に若干先着する形だったのですが、最後に渡すときには10秒離されて渡してしまいました。レース展開を振り返って、ずっと並走していて最後の500mで10秒も差をつけられてしまうという一番やってはいけないレースだったなと反省しています。走っているときにずっとどうやったら東洋大に勝てるか、と思いながら走っていたんですど最終的に7区と8区の橋本と神野に負担をかけるレースになったというのが自分の中で反省しないといけないと思っています」
――自分から仕掛けましたが
「あそこで残り2キロで、東洋大の残り2キロからという指示が沿道から聞こえていたのでここで一つ勝負だと思って、だったら自分も一緒に行ってやろうと思って仕掛けたのですが、うまく行けばスパートが効いて離れてくれるかと思ったんですけど、思った以上に東洋さんにも力があるので最終的に残り500mで差をつけられてしまうという展開になってしまって。結果的にはあそこでスパートしたのはあまりよくなかったかなと思います」
――4年生同士のタスキリレーでしたが
「自分と橋本はお互いに1回目の大学駅伝で悔しい思いをしていて、ずっと一緒にやってきている同級生なので、6・7・8区が4年生でここでしっかりと勝ちに行こうという思いでやっていたんですけど、最後に東洋大にやられてしまったので悔しいですね」
――今後について
「自分は今日のレースで駅伝で一番やってはいけない走りをしてしまったので、これから箱根のメンバーに入るにしても今までより一段と厳しい状況になっていると思うので、あとは一つひとつのレース、練習を悔いが残らないようにやっていきたいと思います」
――箱根駅伝で走りたい区間は?
「9区です」

7区・橋本
――今日のレースを振り返ってみてどうですか?
「10秒差でタスキをもらったので、東洋さんと同じくらい、もっといえば前で神野にタスキを渡したかったんですけど、結果として27秒差ということで、アンカーに迷惑をかけてしまいましたし、それまで10秒差でつなげてきてくれた仲間に申し訳なかったなと思います」
――レースプランや目標は?
「駅伝は風とかでタイムも変わるので、タイムの設定とかは特になかったんですけど、1区2区4区8区が負担のかかるエース区間ということで、5区6区7区で区間賞目指してやっていこうという話はしていました。下田はしっかり区間賞をとってくれたんだすけど、6区7区とふがいない走りをしてしまったので、申し訳なかったなと思います」
――監督からの指示は?
「落ち着いて入って後半上げていこうと。本当は先頭で来る予定だったんですけど、同じくらいで来たので、「駅伝というよりロードレースだと思って走りなさい。リラックスしてついていって神野に渡してくれ」と指示が出ました」
――故障もありましたが?
「自分の中では故障に苦しんだというより、そのときの期間が今回走れることにつながったので、悲観的には思いませんでした。ただ、故障中もちゃんと陸上に取り組み、こういう舞台に戻ってこれたことは嬉しかったです」
――四年生とのタスキリレーに関しては?
「心と神野と、箱根では3人走ったとしてもこんな四年生でつなげないとは思うので、3人でタスキつなぐのは最後だと思うと頑張ろうという気持ちになれました」
――箱根の目標は?
「今日の走りの監督からの評価はあんまりよくなかったと思うんですけど、四年生として走って優勝したいので、ここから2ヶ月で「また橋本強いな」と思ってもらって復路の7、8、9、10区狙って頑張りたいと思います」

8区・神野主将
――レースを振り返って
「チームとしては優勝を目指していたので2位という結果で本当に悔しいですし、残念な気持ちでいっぱい。個人的にも1区から7区までの選手が25秒差で持ってきてくれて正直普通に自分の力を発揮できれば確実に抜けるタイム差だったと思うんですけど、力を発揮することができなくて、故障明け、練習をやってきたんですけどまだまだ足りなかったのかなと思っています」
――レースプランと監督からの指示は?
「監督からは「最後に勝てばいいから、頑張れ」と指示をいただいて、自分も最後にトップでゴールできればいいという思いでいたんですけど、スタートしてからタイムと自分の体が全然合わなくて、自分の中では結構いってると思ってもタイムは全然いってなくて、前とどんどん離れていくという展開で…。本当にキャプテンとして、チームのエース格として情けない走りでした」
――昨年度のリベンジとして臨まれたと思いますがそちらに関してはいかがでしたか?
「昨年度よりタイムも1分くらい遅いですし、本当に何もできなかったと思います」
――今後の目標をお願いします
「箱根駅伝連覇という目標は絶対に達成したいので、そこまで2か月しっかり練習して、個人的には山でしっかり結果を出してチームを優勝へ導きたいと思っています」